ボタンヅルClematis apiifoliaDC.var.apifolia 〈牡丹蔓〉
(キンポウゲ科 センニンソウ属)花期は7〜9月。
温帯林の縁や道ばたの草むらに生える草本性のつる植物。
茎は緑色か紫褐色、屈毛がある。
葉は夏緑性または半常緑性、1回3出複葉。
小葉は狭卵形〜広卵形、長さ3.5-7cm、幅1.5-6cm、
あらい鋸歯があり、葉柄は2.5-8cm。
花期は8〜9月。
花は頂生または腋生の円錐状集散花序に多数つき、
径1-1.5cm、両性、上向きに咲き、花柄は長さ1-1.3cm、
密毛があり、小苞は卵形、長さ1mm。
萼片は4個、狭倒卵形、長さ0.8-1.3cm、幅0.2-0.5cm、
先端はやや鋭形〜鈍形、白色、背面に毛があり、平開する。
雄蕊は長さ5-10mm、花糸は無毛、下半部が広がり、葯隔は突出しない。
痩果は狭卵形〜紡錘形、長さ2-4mm、
多少とも有毛、残存花柱は長さ0.7-1.2cm。
− 改訂新版「日本の野生植物 2」 −
葉がボタンの葉に似ていることによるという。
痩果の先には花のあと1-1.2cmほどに伸びて羽毛状になった花柱が残る。
− 「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − 葉がボタンの葉に似ていることによるという】
21.8.26 撮影
【A高く上って垂れ下がった枝も】
21.8.26 撮影
【B花は頂生または腋生の円錐状集散花序に多数つき】
21.8.26 撮影
【Bを拡大しました −径1-1.5cm、両性、上向きに咲き】
21.8.26 撮影
萼片は4個、狭倒卵形、白色、背面に毛があり、平開する。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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