アゼガヤツリ Cyperus flavidus〈畦蚊帳吊〉
(カヤツリグサ科 カヤツリグサ属) 花期は8〜10月。
田のあぜや湿地に普通に生える高さ20-40cmの1年草。
茎は細くてかたい。
葉は茎より短く、幅1-2mmの線形。
茎の頂に長い葉状の苞が2-4個つき、その間に数本の枝が出て、
枝先に赤褐色の小穂が開出して5-10個つく。
小穂はややまばらにつき、目立って扁平、長さ1-2.5cm、
小花の数は多く、ときに40-50花にもなり、
黒褐色の鱗片がきれいに2列に並ぶ。
柱頭は2個。
【A茎の頂に長い葉状の苞が2-4個つき、その間に数本の枝が出て】
17.9.1 撮影
「枝先に赤褐色の小穂が開出して5-10個つく」
【B小穂はややまばらにつき、目立って扁平】
17.9.1 撮影
【Bを拡大しました − 小花の数は多く、ときに40-50花、黒褐色の鱗片がきれいに2列に並ぶ】
17.9.1 撮影
「柱頭は2個」
* * * * * 上とは別の場所・ 乾いた未舗装の駐車場で * * * * *
【C高さは20cmほど】
17.9.1 撮影
【D】
17.9.1 撮影
【E小花の数は多く、ときに40-50花にもなり、黒褐色の鱗片がきれいに2列に並ぶ】
17.9.1 撮影
【Eを拡大しました】
17.9. 1撮影
小穂が細く、長く、小花がまばらな感じで、先が開きとがっていますが、
図鑑を探してもこの特徴が見当たらないため、アゼガヤツリに入れました。
湿地の植物が乾燥した場所ではこうなるのか?
なぜ、湿地の植物がこんな所に入り込んだのか?
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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