アリノトウグサ〈蟻の塔草〉(アリノトウグサ科 アリノトウグサ属) 花期は6〜8月。 小さな花をアリに、草全体を蟻の塔(アリ塚)に例えたものという。 日当たりのよい山野のやや湿った所に生える高さ10〜30cmの多年草。 葉は対生し、長さ0.6〜1.2cmの楕円形で、鈍い鋸歯がある。 花はごく小さく、茎の上部に点々とつき、下向きに咲く。 萼筒は長さ約1mmの球形で、萼片は4個。花弁は4個で反り返る。雄しべは8個。
雄しべが先に成熟し、花弁と雄しべが落ちると赤い羽毛状の雌しべが伸びてくる。
【A雄しべ先熟の花】
11.7.14 撮影
【Aを拡大しました】
11.7.14 撮影
「開花すると、先ず雄しべ8本が垂れ下がって黄色い花粉を風に送り」
【B】
11.7.28 撮影
【Bを拡大しました】
11.7.28 撮影
「ついで花弁が散り落ち」
【Bを拡大しました】
11.7.28 撮影
「雌しべが代わりにのびてくる」
「雌しべには4本の花柱があり、柱頭は赤くて、ふさのように裂ける」
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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