アリノトウグサ〈蟻の塔草〉(アリノトウグサ科 アリノトウグサ属) 花期は6〜8月。
小さな花をアリに、草全体を蟻の塔(アリ塚)に例えたものという。
日当たりのよい山野のやや湿った所に生える高さ10〜30cmの多年草。
葉は対生し、長さ0.6〜1.2cmの楕円形で、鈍い鋸歯がある。
花はごく小さく、茎の上部に点々とつき、下向きに咲く。
萼筒は長さ約1mmの球形で、萼片は4個。花弁は4個で反り返る。雄しべは8個。
雄しべが先に成熟し、花弁と雄しべが落ちると赤い羽毛状の雌しべが伸びてくる。
09.7.22 撮影
【花はごく小さく、茎の上部に点々とつき、下向きに咲く】
09.7.22 撮影
【上の画像を拡大しました ―萼筒は長さ約1mmの球形。花弁は4個で反り返る】
09.7.22 撮影
「花弁と雄しべが落ちると赤い羽毛状の雌しべが伸びてくる」
中央に雄性期の花、上方につぼみ、下方に雌性期へ移っている花。
【@を拡大しました】
09.7.22 撮影
「葉は対生し、長さ0.6〜1.2cmの楕円形で、鈍い鋸歯がある」
* * * * * * * おまけの花 * * * * * * *
【オミナエシが開花しました 】
09.7.26 撮影
秋の七草のハギ・キキョウ・クズ・オミナエシ・ナデシコが咲いて、
待たれるのはサワヒヨドリとススキの開花ですね。
昼前に雨がやみ出かけてきましたが、草原はぐっしょりと濡れ、黒くて低い雲に覆われ、いつザーッとくるか分からないので、今年3回目のカメラの携行を諦めた開花確認になりました。
ガンクビソウ・オミナエシ・ヒキヨモギ・メドハギ・キンミズヒキが開花、カメラがないのが残念。
車に戻り別のコースに移動、ノアズキ・カラスノゴマ・トダシバをカメラに収めましたが、三脚は重いので持っていませんでした。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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