4月15日  アリアケスミレ(スミレ科)

   05.4.15 撮影
   
 アリアケスミレ〈有明菫〉 花期は4〜5月。
 白色から紅紫色まで変化に富む花の色を「有明の空」に例えたもの。人家近くのやや湿ったところに生える草丈5〜15pのスミレ。葉は花期には長さ2〜7pの長楕円状披針形。夏の葉は長三角状披針形。花は直径2p前後で、白花のものから紫色のすじが目立つものまで変化がある。
 

 アリアケスミレは、写真集「秋吉台の植物」に載っているし、絶滅危惧種でもないのだから、“秋吉台の大先輩”に尋ねたら必ず教えてもらえることは分かっているのに、時々出る「意地っ張り」が、自分で見つけることにこだわり、ずいぶん遅れましたが、やっと!

                        【別の株です】                    
                        05.4.15 撮影

       
「アリアケスミレは温暖な地方の耕作地の周辺や河川敷などに生える」
            人家近くの道路から見下ろせる湿地に群生していました。         

                     【上の画像を拡大しました】                       

「花は紫色のすじの濃淡によって、ほぼ白色のものから紫色に近いものまである」
 
                
 「『白い花、スミレのような長い葉』のスミレが群生しているのだから、きっと見つかる」
思った通り、白い大きな花がかたまってついていて、花の形が分からない距離からでも「あれだ!」と確信できました。

 昨年の記録をもとに、毎日、2時間ほどを半ば走るように開花確認して歩いていますが、幸運なことに、これまで見たことがなかった花を順調に見つけています。