2021年 3月30日  アリアケスミレ



【@今年の開花確認は、秋吉台入り口近くの駐車場の草地でした】
21.3.29 撮影

          アリアケスミレViola betonicifolia var.albescens〈有明菫〉
                                 (スミレ科 スミレ属) 花期は3〜5月。
        耕作地の縁や河川敷、路傍に生える、高さ5-15cmの多年草。
        無茎種。地下茎は短い。      
        葉は平開し、葉身は楕円状被針形〜三角状披針形、長さ4-8cm、
        先端は鈍頭、基部は切形、両面ともに無毛あるいはほとんど無毛、
        葉柄は長さ2-6cm、上部に翼がある。
        托葉は披針形、基部は葉柄と合生する。
        花期は5〜7月。
        花は白色、ときに淡紫色、径約2.5cm、
        花柄は長さ4-10(-12)cm。萼片は披針形。
        側弁の基部は有毛、側弁と唇弁に紫色の条がある。
        花柱は虫頭形(カマキリの頭形)、上部が左右に張り出し、柱頭はごく短く突き出る。
        距は太くかつ短く、長さ約4mm。
        本州〜九州、朝鮮半島・中国(東北部)に分布する。        
         − 改訂新版「日本の野生植物 3」 −

【@を拡大しました − 白色から紅紫色まで変化に富む花の色を「有明の空」に例えたもの
21.3.29 撮影
                                 
【A葉は平開し、葉身は楕円状被針形〜三角状披針形、先端は鈍頭、基部は切形
21.3.29 撮影
(葉柄の翼は、くびれない)


【B花は白色、ときに淡紫色、側弁の基部は有毛、側弁と唇弁に紫色の条がある
21.3.29 撮影
(花の色は紫色のすじの濃淡によって、ほぼ白色のものから紫に近いものまである)

【C距は太くかつ短く、長さ約4mm
21.3.29 撮影

【D秋芳町広谷の駐車場、アスファルトの割れ目で咲いているのを撮りました】
21.3.30 撮影
(散ったソメイヨシノに埋もれていました)

【Dを拡大しました − 花の色は紫色のすじの濃淡によって、ほぼ白色のものから紫に近いものまである
21.3.30 撮影


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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