アレチヌスビトハギ〈荒れ地盗人萩〉(マメ科 ヌスビトハギ属) 花期は9月。
北アメリカ原産の高さ30〜100cmの多年草。
比較的新しい帰化植物で、西の地方に多く、都市近郊の道ばたや埋め立て地などに見られる。
葉は3小葉からなり、小葉は長さ5〜8cm、幅2〜4cmで両面に伏毛が密生する。
茎頂に円錐花序、上部の葉腋に総状花序をつける。
花は紅紫色の蝶形花で、長さは6〜8mm、ヌスビトハギよりやや大きい。夕方にはしぼむ。
節果は扁平、上部は直線状で下部が深くくびれ、3〜5個の小節果となり、全体に細かい鉤毛がある。
09.9.8 撮影
「茎頂に円錐花序、上部の葉腋に総状花序をつける」
【茎頂の花序】
09.9.8 撮影
「花は紅紫色の蝶形花で、ヌスビトハギよりやや大きい。夕方にはしぼむ。」
昨日には開花していたようです。
【まるくて大きな旗弁が目立つ】
09.9. 撮影
* * * * * こんな時もありました * * * * *
【昨年9月27日、林縁の遊歩道わきで果実を見つけました】
08.9.27 撮影
「節果の上部は直線状で下部が深くくびれ、3〜5個の小節果となる」
【今年7月7日、2株出ているのを確認】
09.7.7 撮影
【8月30日、花序が出ているのを確認】
09.8.30 撮影
【別の、カルストロード沿いの林縁で】
09.9.3 撮影
20株以上が群生しているのを新たに見つけました。
ここでも今日、2株開花していましたから、
アレチヌスビトハギは、展開のスピードがとても速い植物と思います。
* * * * * 9月11日 追記 * * * * *
【3日後、花盛りのアレチヌスビトハギを撮ろうと来てみたら】
09.9.11 撮影
花はほとんど咲き終わり、もう果実ができていました。
【節果の上部は直線状で下部が深くくびれ、3〜5個の小節果となる】
09.9.11 撮影
アレチヌスビトハギは、思っていた以上に花の展開が速い植物です。
この株がアレチヌスビトハギに間違いないことを証明してくれたと、喜ぶことにしましょう。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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