1月28日 アオガネシダ 


【@秋吉台では「石灰岩壁にやや稀」のアオガネシダをやっと見つけました】
   10.1.28 撮影
洞穴近くの湿った石灰岩壁で。
   
 アオガネシダ(チャセンシダ科 チャセンシダ属) 常緑性。
葉柄は向軸側(表面)が暗緑色で、背軸側は黒褐色、長さ10〜25cm、基部には密に、他の部分にはまばらに鱗片がある。
葉身は広被針形〜狭楕円形、鋭頭〜鋭尖頭、2〜4回羽状複生、長さ10〜35cm。
羽片には柄があり、8〜10対、三角状卵形、鋭尖頭。
裂片はくさび形、長さ4〜7mm、前縁には鈍鋸歯があり、他は全縁。
葉質はかたく、表面は暗緑色、裏面は淡色。
胞子嚢群は線形〜長楕円形、裂片に1個かまれに2〜3個が互いに接近してつく。
本州(埼玉県および伊豆半島以西)・四国・九州・琉球の暖地で、山林中の岩上や樹幹に着生する。


   
      【@葉身は広被針形〜狭楕円形、鋭頭〜鋭尖頭、2〜4回羽状複生】     
 10.1.28 撮影
羽片には柄があり、8〜10対、三角状卵形、鋭尖頭

  
【@上の画像を拡大しました  
10.1.28 撮影

A上とは別の個体
10.1.28 撮影
「コバノヒノキシダとちょっと似た輪郭のシダで」

      【Aはっきりした区別は中軸上面が溝となる点】        
 10.1.28 撮影
A 胞子嚢群は線形〜長楕円形、裂片に1個かまれに2〜3個が互いに接近してつく
10.1.28 撮影
上の画像を拡大しました  
10.1.28 撮影

* * * * * * 参考までに * * * * * *

コバノヒノキシダの中軸上面
07.11.11 撮影
「中軸上面は溝の中に“かまぼこ状”の盛り上がりがある」


 アオガネシダを昨日見つけたものの、薄暗い岩壁なので「中軸上面が溝」が撮れてなく、
今日、先日買ったストロボを初使いして撮り直しました。
使っている画像は全てストロボ使用です。
   発光量を「撮影距離の目安」が「被写体との距離」より少し大きくなるように設定して、
   ワイドパネル(光の強さを和らげるフィルター)を使用してみました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。