アオビユ Amaranthus viridis〈青莧/別名ホナガイヌビユ〉
(ヒユ科 ヒユ属) 花期は6~10月。
熱帯アメリカ原産の高さ40-80cmの1年草。
日本には大正末期に渡来し、畑地や荒れ地など至るところでイヌビユより多く見られる。
茎は基部斜上し、上部は直立、無毛。
葉は互生、長い柄があり、葉身は卵形~三角状卵形、長さ4-11cm、
鈍頭、円頭~わずかに凹頭、基部はくさび形~切形、無毛。
花序は花穂状で、茎と枝の頂に生じ、イヌビユより長く、
基部付近から少数ときに多数の枝を出すことが多く、
これらとは別に上部の葉腋にも団集状に少数の花をつける。
花は最初緑色だが後に帯褐色となり、
花被片は3枚、鋭頭、乾膜質、長さ1-1.6mm。
【①を拡大しました - 花序は花穂状で、茎と枝の頂に生じ、イヌビユより長く】
16.8.2 撮影
【②】
16.8.2 撮影
【②を拡大しました】
16.8.2 撮影
【③花序は基部付近から少数ときに多数の枝を出すことが多く】
16.8.2 撮影
【③を拡大しました -これらとは別に上部の葉腋にも団集状に少数の花をつける】
16.8.2 撮影
【③を拡大しました - 花は最初緑色だが後に帯褐色となる】
16.8.2 撮影
アオビユの典型的な姿として、画像③の「茎が直立、花穂が帯褐色」を見て、ほかは無視状態でした。
ハイビユが見つかったのがきっかけで、ヒユ科を少し本気で見て歩き、ホナガイヌビユがアオビユの
別名と分かりました。
花がきれいとは言えない植物に、もう少し目を向けると、新しい種が見つかるかも知れません。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|