アメリカスミレサイシン Viora sororia Willd.(スミレ科 スミレ属) 花期は 3月〜?月。
北アメリカ東部〜中部原産の多年草。
地上茎を持たず、根茎がワサビ状に太くなる。
葉は光沢のある心臓計形で、長さ55mmほど。
花は春に開花し、直径2-3cmで、距は短く、あまり目立たない。
花期を過ぎると葉は著しく大型化し、長さ12cmにもなり、閉鎖花をつける。
花が紫色で葉柄に毛があるものがアメリカスミレサイシン(V.papilionacea Pursh)
とされていたが、最近の研究では本種に含まれる。
【A花は春に開花し、直径2-3cm】
15.4.9 撮影
【B様々な色の園芸品種が栽培され、いずれも繁殖力が強く強健のため日本各地で逸出している】
15.4.9 撮影
「植えた覚えがないのに、あっと言う間に広がって、あちこちにたくさん出ています」と、友人。
花期だというのに、もう小さな苗が株の周りに芽を出し群生しています。
【Bを拡大しました − 距は短く、あまり目立たない】
15.4.9 撮影
* * * * * * *
【C駐車場に咲いていたこれは?】
15.4.8 撮影
【Cを拡大しました − 花の姿からはパンジーと思われます】
15.4.8 撮影
【D葉 − 形はパンジーですが、毛がパンジーよりずっと多いのです】
15.4.8 撮影
これくらいは個体差と考えるべきでしょう。
1株だけのため逸出品として記録する気にはならないのです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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