アマナAmana edulis 〈甘菜/別名ムギグワイ〉(ユリ科 アマナ属) 花期は3〜4月。 地中の丸い鱗茎が食用になり、甘みがあることによる。 鱗茎の形がクワイに似ているので麦慈姑ともいう。 日当たりのよい草地、田畑のあぜ、林の縁などに生える多年草。 葉は長さ15-25cmの線形で白緑色、中脈はしばしば白いすじになる。 花茎は高さ15-20cmになり、細くてやわらかい。 花はふつう1個つき、日が当たると開く。 花被片は6個あり、長さ2-2.5cmで、白色に暗紫色の脈がある。 雄しべは6個で花被片より短い。 花期:3〜4月 分布:本(東北地方南部以西)、四、九
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − 虫の活動も早まっていますね】
20. 2.20 撮影
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【@ずっと開花確認してきた大きな群生地で、ニリンソウが数輪が開花していました】
20. 2.20 撮影
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ニリンソウ Anemone flaccida 〈二輪草〉(キンポウゲ科 イチリンソウ属)
花期は2〜5月。
温帯林の林床や林間の草地にしっしば大きな群落をつくる多年草。
茎は高さ10-55cm、直立し、上部に伏毛がある。
根生葉は1〜6個、3全裂、小葉は広菱形〜倒卵形あるいは広倒卵形、
長さ2-6cm、幅1-4cm、中裂〜浅裂し、白斑があり、葉柄は長さ6-25cm、
無毛あるいはやや開出する毛がある。
茎葉は上面に白斑があり、下面に伏毛があり、無柄。
花期は4〜6月。
花はふつう2個、ときに単生するか3個つき、径1-3cm、ふつう白色、
ときに背面が淡紅紫色あるいは両面とも緑色、
花柄は長さ2-9cm、伏毛あるいはやや開出する毛がある。
萼片は5個、楕円形〜円形、長さ6-18mm、幅4-16mm、
背面に伏毛があり、円頭。
雄蕊は長さ5-7mm、葯は長さ1mm、黄色、花糸は線形。
集合果は広卵形、径6mm。
南千島(国後島)・北海道・四国・九州に分布し、
林縁や林内および草地にふつうに生える。
朝鮮半島・中国・サハリン・ロシア沿海地方ににも分布する。
日本の代表的な早春植物で、早春に伸びた地上部は初夏に枯れる。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
【@を拡大しました −花はふつう2個、ときに単生するか3個つき、径1-3cm、ふつう白色 】
20. 2.20 撮影
【A萼片は5個、雄蕊は長さ5-7mm、葯は長さ1mm、黄色、花糸は線形】
20.26.20 撮影
【B2輪目はまだ蕾で、下方に】
20. 2.20 撮影
【C】
20. 2.20 撮影
【Cを拡大しました − 下方で、この株の2輪目の蕾が見えます】
20. 2.20 撮影
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暖冬の影響で開花が早いのかと、あちこち走り回るのは楽しいのですが、やりたいことがたくさんあって…。
贅沢な毎日を過ごしています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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