2020年 2月20日  アマナ・ニリンソウ


アマナとニリンソウが、これまでの記録より最も早く、2月20日に開花していました。

【@ここで過去一番早かったのは2月28日(2014年)で、ほかは3月に入ってから開花してきたアマナです】
20. 2.20 撮影

          アマナAmana edulis 〈甘菜/別名ムギグワイ〉(ユリ科 アマナ属)
                                             花期は3〜4月。
          地中の丸い鱗茎が食用になり、甘みがあることによる。
          鱗茎の形がクワイに似ているので麦慈姑ともいう。
          日当たりのよい草地、田畑のあぜ、林の縁などに生える多年草。
          葉は長さ15-25cmの線形で白緑色、中脈はしばしば白いすじになる。
          花茎は高さ15-20cmになり、細くてやわらかい。 
          花はふつう1個つき、日が当たると開く。
          花被片は6個あり、
長さ2-2.5cmで、白色に暗紫色の脈がある。
          雄しべは6個で花被片より短い。

         花期:3〜4月 分布:本(東北地方南部以西)、四、九
          − 増補改訂新版「野に咲く花」 −

【@を拡大しました − 虫の活動も早まっていますね】
20. 2.20 撮影

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【@ずっと開花確認してきた大きな群生地で、ニリンソウが数輪が開花していました】
20. 2.20 撮影

           ニリンソウ Anemone flaccida 〈二輪草〉(キンポウゲ科 イチリンソウ属) 
                                               花期は2〜5月。
         温帯林の林床や林間の草地にしっしば大きな群落をつくる多年草。
         茎は高さ10-55cm、直立し、上部に伏毛がある。
         根生葉は1〜6個、3全裂、小葉は広菱形〜倒卵形あるいは広倒卵形、
         長さ2-6cm、幅1-4cm、中裂〜浅裂し、白斑があり、葉柄は長さ6-25cm、
         無毛あるいはやや開出する毛がある。
         茎葉は上面に白斑があり、下面に伏毛があり、無柄。
         花期は4〜6月。
         花はふつう2個、ときに単生するか3個つき、径1-3cm、ふつう白色、
         ときに背面が淡紅紫色あるいは両面とも緑色、
         花柄は長さ2-9cm、伏毛あるいはやや開出する毛がある。
         萼片は5個、楕円形〜円形、長さ6-18mm、幅4-16mm、
         背面に伏毛があり、円頭。
         雄蕊は長さ5-7mm、葯は長さ1mm、黄色、花糸は線形。
         集合果は広卵形、径6mm。
         南千島(国後島)・北海道・四国・九州に分布し、
         林縁や林内および草地にふつうに生える。
         朝鮮半島・中国・サハリン・ロシア沿海地方ににも分布する。
         日本の代表的な早春植物で、早春に伸びた地上部は初夏に枯れる。
          − 改訂新版「日本の野生植物5」 −


【@を拡大しました −花はふつう2個、ときに単生するか3個つき、径1-3cm、ふつう白色
20. 2.20 撮影
                                
【A萼片は5個、雄蕊は長さ5-7mm、葯は長さ1mm、黄色、花糸は線形
20.26.20 撮影

【B2輪目はまだ蕾で、下方に】
20. 2.20 撮影
【C】
20. 2.20 撮影

【Cを拡大しました − 下方で、この株の2輪目の蕾が見えます】
20. 2.20 撮影

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 暖冬の影響で開花が早いのかと、あちこち走り回るのは楽しいのですが、やりたいことがたくさんあって…。
 贅沢な毎日を過ごしています。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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