2019年 1月18日  アキヨシミミナグサ



【@溝のそばの湿り気が多い草地で今日、開花を確認しました】
19.1.18 撮影

         アキヨシミミナグサ Cerastium akiyoshiense Kadota〈秋吉耳菜草〉
                     (ナデシコ科 ミミナグサ属) 花期は 1〜10月。
        山口県秋吉台周辺の銅山跡地に生育する高さ10-20cmの多年草。
        茎は上部で分枝し、多細胞の長毛があり、上部に腺毛を混じえ、
        しばしば黒紫色をおびる。
        茎葉は楕円形〜倒卵状楕円形、長さ5-20mm、幅2-5mm、
        両面ともに無毛あるいは下面中肋に沿って長毛があり、鋭頭、
        上部の茎葉は無柄、下部の茎葉は基部が次第に狭まった葉柄状となる。
        花期はふつう3〜7月。
        花はまばらな集散花序に10個内外つき、
        花柄は長さ3-12mm、腺毛が密生する。
        萼片は卵形、長さ3.9-4.3mm、鈍頭、辺縁は膜質で、長毛と腺毛がある。
        花弁は白色、長さ4.5-5.5mm、倒卵状楕円形、
        先端から1/5〜1/4まで2浅裂し、無毛。
        雄蕊は無毛、葯は円形、径0.4mm、黄白色。
        刮ハは長さ6.5-8.8mm、10歯があり、少し湾曲する。
        種子は腎円形、径約0.6mm、赤褐色、細かい楕円体状の突起がある。
        染色体数2n=70。
        過剰な銅に対する耐性をもち、銅鉱山跡地に生え、
        ときに純群落状態となる。
        同じように銅耐性をもつヘビノネゴザと同所的に生育することも多い。
         − 改訂新版「日本の野生植物4」 −


【@を拡大しました − 茎は多細胞の長毛があり、上部に腺毛を混じえしばしば黒紫色をおびる
19.1.18 撮影
                                 
【@を拡大しました − 花はまばらな集散花序に10個内外つき
19.1.18 撮影

【A上部の茎葉は無柄、下部の茎葉は基部が次第に狭まった葉柄状となる
19.1.18 撮影

【B花柄は長さ3-12mm、腺毛が密生する
19.1.18 撮影

【Bを拡大しました − 萼片は卵形、長さ3.9-4.3mm、鈍頭、辺縁は膜質で、長毛と腺毛がある
19.1.18 撮影

【Cここではオランダミミナグサも混生しています】
19.1.18 撮影

【Cを拡大しました − 花弁は白色、倒卵状楕円形、先端から1/5〜1/4まで2浅裂し、無毛
19.1. 18 撮影

「雄蕊は無毛、葯は円形、径0.4mm、黄白色」

【D別の、例年一番早く開花する溝では、花はまだでした】
19.1. 18 撮影

【Dを拡大しました】
19.1.18 撮影

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP