オニヒカゲワラビDiplazium nipponicum(イワデンダ科 ヘラシダ属)
常緑性。北方のものは夏緑性になることもある。
根茎は横走するが太く、葉は混み合ってつく。
葉柄は長さ30-60cm、緑色〜わら色、基部jは汚褐色で鱗片がある。
鱗片はやや密につき、狭披針形、先端は細く長くとがり、
黒褐色〜茶褐色、膜質、辺縁に突起があり、宿存性。
葉身は広卵状三角形、長さ幅ともに40-70cm、
2回羽状複生〜3回羽状深裂。
中軸、羽軸、小羽軸の裏面に小さな鱗片と毛がある。
下部の羽片は有柄。
小羽片は狭長楕円形、基部は切形で短い柄があり、羽状深裂し、鋭尖頭。
裂片は長楕円形、円頭〜鈍頭だが、鋭頭のこともあり、
鋸歯縁、葉質は草質。
胞子嚢群は線形、小羽片の中肋寄りにつき、
包膜は薄い膜質、辺縁は細裂する。
本州・四国・九州で、山地のやや陰湿な林下に生じ、中国に分布する。
【A】
19.1.11 撮影
【B葉柄は長さ30-60cm、緑色〜わら色、基部jは汚褐色で鱗片がある】
19.1.11 撮影
【Bを拡大しました − 鱗片はやや密につき、狭披針形、先端は細く長くとがり】
19.1.11 撮影
【C鱗片はやや密につき、狭披針形、先端は細く長くとがり】
19.1.11 撮影
【Cを拡大しました −黒褐色〜茶褐色、膜質、辺縁に突起があり、宿存性 】
19.1.11 撮影
【D小羽片は狭長楕円形、基部は切形で短い柄があり、羽状深裂し、鋭尖頭】
19.1.11 撮影
【Dを拡大しました − 裂片は長楕円形、円頭〜鈍頭だが、鋭頭のこともあり、鋸歯縁】
19.1.11 撮影
※ シダの一覧は公開していません。
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