アキノタムラソウSalvia japonica〈秋の田村草〉(シソ科 アキギリ属)花期は7〜11月。
山野の疎林や道ばたにふつうに見られる多年草。
高さ20-80cmになる。
葉は3出葉、または1〜2回羽状複葉、まれに単葉をつけることもある。
羽片は長さ2-5cm、上面は毛がないか、またはまばらに毛があり、
縁には鋸歯がある。
茎の上部は多少分枝して、長さ10-25cmの長い花穂となり、
まばらに花をつける。
花期はふつう7〜11月。
萼は唇形、ときに腺毛があり長さ5-6mm、内面には環状に白毛がある。
花冠は紫色〜青紫色で長さ10-13mm、
やや斜上し、内面の基部近くに毛環がある。
雄蕊は初め上唇に沿って斜めにやや突き出て、やがて下方に曲がる。
分果は長さ1.5-2mm。
本州〜琉球、朝鮮半島・台湾・中国に分布する。
非常に変異が多く、西日本には5月に開花する系統や
匍匐枝を出す系統が知られている。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
茎の上部に長さ10-25cmの花穂をだし、長さ1-1.3cmの青紫色の唇形花を数段輪生する。
花は大口を開けたカバが並んでいるように見える。
花冠の外側には白い毛が多い。
−増補改訂新版「野に咲く花」 −
【A家族旅行村ミニ植物観察園では、こんな姿があちこちで見られるようになりました】
21.7.7 撮影
【Aを拡大しました −葉は3出葉、または1〜2回羽状複葉、縁には鋸歯がある】
21.7.7 撮影
【Aを拡大しました −茎の上部は多少分枝して、長さ10-25cmの長い花穂となり、まばらに花をつける】
21.7.7 撮影
【B花冠は紫色〜青紫色で長さ10-13mm】
21.7. 撮影
【Bを拡大しました −やや斜上し、内面の基部近くに毛環がある】
21.7.7 撮影
* * * * * * * おまけ − 今日7月10日に開花確認した花を* * * * * * *
【C チョウセンガリヤス − 地獄台の遊歩道わきで】
21.7.10 撮影
【D クズ − ホウライカズラに向かっていた藪の中で】
21.7.10 撮影
【E オニユリ −1時間以上探してもコオニユリばかり… 同行の友人が、「あれは?」】
21.7.10 撮影
【Eを拡大しました −近寄れないけど、「オニユリにしよう!」】
21.7 10 撮影
カメラ&レンズに感謝!
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※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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