アキノハハコグサ Pseudognaphalium hypoleucum (キク科 ハハコグサ属)
花期は 9〜11月。
乾いた草原に生える一年草。
茎は1本立ちになるか数本叢生して直立し、高さ30-80cmとなり、
上部で分枝し、白い綿毛がある。根生葉はない。
茎葉は披針形で、長さ4-5cm、幅2.5-7mm、鋭頭、
基部は少し広がって半ば茎を抱き、
表面は緑色でしばしば薄く綿毛があり、
裏面は綿毛があって白い。
花期は9〜11月。
頭花は茎や枝の先に多数散房状に集まってつく。
総苞は球鐘形で長さ約4mm、径は乾燥状態で6-7mm、
総苞片は5列で淡黄色、開花後は開出する。
外片は短くて白毛がある。
痩果は長さ約0.5mm、細点がある。
冠毛は汚白色で長さ約3mm。
本州〜九州、朝鮮半島・中国・台湾・フィリピン・東南アジア・ヒマラヤ・
インド・西アジアに分布する。
絶滅危惧TB類(EN)。
− 改訂新版「日本の野生植物 5」 −
山口県絶滅危惧TA類(CR) − レッドデーターブックやまぐち 2019
【@を拡大しました − スクッと立った、初めて見た「ハハコグサ」です】
21.9.10 撮影
【A茎の下方を】
21.9.10 撮影
【B茎葉は披針形で、長さ4-5cm、幅2.5-7mm、鋭頭】
21.9.10 撮影
【Bを拡大しました −基部は少し広がって半ば茎を抱き】
21.9.10 撮影
【C頭花は茎や枝の先に多数散房状に集まってつく】
21.9.10 撮影
【D総苞は球鐘形で長さ約4mm、径は乾燥状態で6-7mm】
21.9.10 撮影
「総苞片は5列で淡黄色、開花後は開出する」
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長年秋吉台を歩いて見たことがなかった自生植物のアキノハハコグサは、
「山口県絶滅危惧TA類(CR)」 でした。
アキノハハコグサに、花番号『1602』が付きました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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