2015年 7月1日  アキカラマツ



6月30日に開花確認したアキカラマツは、開花して数日経っている様子でした。
雨でコンデジしか持ち歩かなかったし、濡れていては詳細は撮れないため、1日遅れて今日撮影しました。

アキカラマツは、例年高さ1メートル以上の株で7月に開花してきたのが、今回は草丈60センチほどで6月開花。
もしや、門田先生に教えていただいていた『イワカラマツ』ではないかとの期待を持って毛の具合を撮影しました。

【@林縁の草地で − 高さ60cmほどです】
15.7.1 撮影

          アキカラマツ Thalictrum minus〈秋唐松〉
                          (キンポウゲ科 カラマツソウ属) 花期は7〜9月。
         山の草原に生える高さの50-150cmの多年草。
         葉は2〜4回3出複葉で、小葉は楕円形、長さ1-3cm。
         花序は大型で円錐状に広がり、多数の花をつける。
         花は直径約1cm。花弁はなく、萼片は3〜4個、楕円形で長さ約4mm、早落性。
         雄しべは多数。花糸は糸状で葯より細く、葯は淡黄色。

【A花序は大型で円錐状に広がり、多数の花をつける
15.7.1 撮影
                                 
【B葉は2〜4回3出複葉で、小葉は楕円形
15.7.1 撮影

【C茎 − 無毛】
15.7.1 撮影

【D】
15.7.1 撮影

【Dを拡大しました − 葉柄−無毛】
15.7.1 撮影

【Bを拡大しました − 葉表−無毛】
15.7.1 撮影

【E葉裏 − 無毛】
15.7.1 撮影

【F花序 − 無毛】
15.7.1 撮影

【G花は直径約1cm。花弁はなく、萼片は3〜4個
15.7.1 撮影

【Gを拡大しました − 萼−無毛】
15.7. 撮影

【H雄しべ − 無毛】
15.7.1 撮影

    【イワカラマツ Thalictrum sekimotoanum〈岩唐松/別名ナツカラマツ〉
     日当たりの良い岩壁や礫地に生える多年草。
     アキカラマツに似ているが、
     茎、葉柄、小葉の両面、花序、萼の外面、雄しべ、痩果などに微腺毛が密生して粘る。
     花期は6月でアキカラマツより早い。】

   ということで、紛れもないアキカラマツでした。
   アキカラマツは、オカトラノオ同様に、秋吉台では紛らわしい種がないために、
   毎年いい加減に見てきましたので、良い勉強の機会になりました。
   そして、来年はもっと早い時期に、イワカラマツがないか探そうと思っています。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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