アカネ Rubia argyi〈茜〉(アカネ科 アカネ属) 花期は8〜11月。
山野にごく普通に見られるつる性の多年草。
茎はよく分枝し、断面は四角形、
4個の陵には下向きのカギ状の刺が並び、ほかのくさなどにひっかかる。
葉は長さ3-7cmの三角状卵形または狭卵形で、
先は次第に細くなってとがり、基部は心形。
4個輪生している葉のうち、2個は托葉が大きく発達したもの。
葉柄や葉の裏面脈上にも下向きの刺がある。
花は黄緑色で、葉腋から出た集散花序につく。
直径3-4mm。花冠は深く5裂し、裂片の先はとがる。
雄しべは5個。雌しべの花柱は2個。
果実は液果で直径5-7mm。黒く熟す。
花期:8〜10月 分布:本、四、九
アカネの根は太いひげ状で黄赤色だがあ、乾くと赤紫色になる。
乾燥した根をうすでつき、熱湯を加えて煮だした液で染めたのが茜染め。
非常に時間と手間がかかるので、
現在では秋田県鹿角市につたわっているだけである。
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました 】
19.8.31 撮影
【A4個輪生している葉のうち、2個は托葉が大きく発達したもの】
19.8.31 撮影
【 B 茎はよく分枝し、】
19.8.31 撮影
【Bを拡大しました −4個の陵には下向きの刺が並び、ほかの草などにひっかかる】
19.8.31 撮影
【Bを拡大しました − 花は黄緑色で、葉腋から出た集散花序につく】
19.8.31 撮影
* * * * * *【9月27日:追記】 * * * * * *
【C花は黄緑色で、葉腋から出た集散花序につく】
19.9.27 撮影
【Cを拡大しました −直径3-4mm。花冠は深く5裂し、裂片の先はとがる 】
19.9.27 撮影
【Cを拡大しました −雄しべは5個。雌しべの花柱は2個 】
19.9.27 撮影
アカネを書いていたのは、2006年11月16日の1回だけ。
日記を書こうとした時、全体像がなかったり、今回のように接写した花がなかったりで、
諦めているうちに年月が流れていったのでしょう。
ですから今回は、何が何でも日記の形にして、
近寄れる場所で咲いていたら、接写することにしました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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