アカマツ〈赤松/別名メマツ・オンナマツ〉(マツ科 マツ属) 花期は4〜5月。
ブナ帯以下の山地に生える高さ25mになる常緑高木。雌雄同株。
尾根筋や岩山などの土壌のやせたところや乾燥地にもよく生育する。
葉は2個ずつ束生し、長さ7〜12cm、横断面は半円形で幅0.7〜1.2mm。
新枝の基部に淡黄色の雄花が多数つき、先端に雌花が2〜3個つく。 球果は長さ4〜5cmの卵形。翌年の秋に熟す。
【上の画像を拡大しました】
11.2.20 撮影
この球果の長さは1cm足らずです。
【球果は長さ4〜5cmの卵形。翌年の秋に熟す】
11.2.20 撮影
この松ぼっくりは、今年10月ごろ成熟します。
山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」のクロマツを読んでいたら「球果は開花後2年経った秋に熟す」と。
翌年秋に熟すアカマツとは違うのかと、原色日本植物図鑑(保育社)・日本の樹木(山と渓谷社)を見たら、アカマツと同じく「翌年の秋に熟す」とありました。あいまいな「2年経った秋」ではなく、この表現で書くのなら、「球果は開花1年半後の秋に熟す」とすべきです。
これを確かめるのに、30分もとられました。
* * * * * こんな時もありました* * * * *
【『秋吉台で出会った花』 P86 に使った画像です】
09.5.19 撮影
【上の画像を拡大しました】
09.5.19 撮影
この画像では、雄花は咲き終わっています。
【雄花が花盛りの画像を】
06.5.6 撮影
* * * * * おまけ* * * * *
【秋吉台の展望台から由布岳が見えます】
11.2.20. 撮影
(カシミールのデータからのシミュレーション画像です)
今日、Bさんに、展望荘の会長さんが「遠い昔、高校時代の早朝に展望台から荒滝山の左側に由布岳が見えたんだが、誰も信用してくれない。もう一度見て、撮りたいと思っている」と言われたことを話しました。
帰宅後、メールに添付されて届きました。
「カシミールで展望台から由布岳が見えるかどうか試してみました。見えますね。荒滝山の左側に。
このデータは地球の丸みや大気による光の屈折を考慮して計算してあるので、見える事は間違いあ
りません」。
いつか、この日記に、展望台から撮った由布岳が載せられることを夢見ています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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