2014年 6月9日  アブラギリ



【@昨年初めて見つけた時には花がほとんど終わっていたので、今年は何度も通いました】
14.6.9 撮影

        アブラギリ Aleurites cordata 〈油桐/別名ドクエ〉(トウダイグサ科 アブラギリ属) 
                                                       花期は6月。
       山地に生え、また栽培される高さ15mになる落葉高木。雌雄同株。
       葉は互生。葉身は長さ12-20cmの卵形〜広卵形。
       先はとがり、基部はハート形。浅く3裂するものが多く、縁には鈍い鋸歯がある。
       裏面の脈腋に褐色の毛がある以外は両面とも無毛。
       葉身の表面基部に柄のある腺が2個ある。
       葉柄は淡紅色を帯び、長さ6-23cm。
       枝先に円錐花序を出し、直径2cmほどの白い花をつける。
       雄花と雌花は別々の花序をつくる。
       花弁は5個。花弁の基部ははじめ淡黄色だが、のち紅色を帯びる。
       雄花は雄しべが5-10個ある。
       雌花の花柱は3個で、2中裂する。
       果実は堅果。直径2-2.5cmの偏球形で10-11月に熟すが、熟しても裂開しない。


【A枝先に円錐花序を出し、直径2cmほどの白い花をつける
14.6.9 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 雄花と雌花は別々の花序をつくる − 雌花序でした】
14.6.9 撮影

【Bこちらも雌花序 − 届く範囲のは、みんな雌花序でした】
14.6.9 撮影

【Bを拡大しました −雌花の花柱は3個で、2中裂する
14.6.9 撮影

* * * * * おまけ * * * * *

【Cタコノアシが出ました】
14.6.9 撮影

自生地の川が底ざらえされるため、今年3月、国定公園内に分散して引っ越しさせました。
そのうちの1ヵ所で一昨日、きょうは2ヵ所に、新しい茎が立っているのを確認しました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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