2020年 7月23日  ヤワゲフウロ



【@ 放置状態の畑地の草の中に1本だけ、高さ20cmほどで、目に入りました】
20.7.21 撮影

          ヤワゲフウロ Geranium molle L.(フウロソウ科 フウロソウ属) 花期は 〜7月。
         一年草まれに多年草。
         根はゴボウ状あるいは針金状で細く、地際で多数の根生葉と数本の茎が叢生する。
         全体に毛が多い。
         茎は直立もするが、ふつう斜上または匍匐し、長さ5-40cm、
         長さ2mmの長白毛と、長さ0.5mmの短白毛および腺毛がある。
         葉は灰緑色。
         根生葉と下部の茎葉は長さ20cmに達する長い柄があり、
         円形〜腎円形で、5〜8浅裂〜深裂し、裂片の先が浅裂、鈍頭で、
         両面に長短の白毛が密生する。(葉は小さい株では径1cmくらいでチドメグサに似ており、
         大きい株では径4cmくらいでゲンノショウコのようである)
         茎の上部の葉は深裂し、裂片は広線形で、幅約1mm。
         托葉は褐色、膜質、長楕円状披針形で長さ4-6mm、幅2-3mm。
         花期は6〜7月・
         花柄は2個、長さ1.2-2.0cm、果時には曲がる。
         花は花柄に1個つく。萼片は披針形で長さ4-5mm、先端は鋭尖頭か小さい突起となる。
         花弁は桃紅紫色、倒卵形、先端が凹み、縦に濃い赤紫色の線が3本あり、長さ3-7mm。
         花糸は無毛。
         分果は無毛でふつう縞模様がある。
         嘴は直立し、線形で毛があり、長さ6-8mm、径1mm。
          − 「日本の帰化植物」 −          

【@を拡大しました 】
20.7.21 撮影
                                 
【A茎は直立もするが、ふつう斜上または匍匐し、長さ5-40cm
20.7.22 撮影

【Aを拡大しました − 長さ2mmの長白毛と、長さ0.5mmの短白毛および腺毛がある
20.7.22 撮影

【B円形〜腎円形で、5〜8浅裂〜深裂し、裂片の先が浅裂、鈍頭で、両面に長短の白毛が密生する 
20.7.22 撮影

【C花は花柄に1個つく。萼片は披針形で長さ4-5mm、先端は鋭尖頭か小さい突起となる
20.7.22 撮影

【Cを拡大しました −花弁は桃紅紫色、倒卵形、先端が凹み、縦に濃い赤紫色の線が3本あり
20.7.22 撮影

    新しく見つけた花、ヤワゲフウロに付いた花番号は、『1579』。

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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