ヤワゲフウロ Geranium molle L.(フウロソウ科 フウロソウ属) 花期は 〜7月。
一年草まれに多年草。
根はゴボウ状あるいは針金状で細く、地際で多数の根生葉と数本の茎が叢生する。
全体に毛が多い。
茎は直立もするが、ふつう斜上または匍匐し、長さ5-40cm、
長さ2mmの長白毛と、長さ0.5mmの短白毛および腺毛がある。
葉は灰緑色。
根生葉と下部の茎葉は長さ20cmに達する長い柄があり、
円形〜腎円形で、5〜8浅裂〜深裂し、裂片の先が浅裂、鈍頭で、
両面に長短の白毛が密生する。(葉は小さい株では径1cmくらいでチドメグサに似ており、
大きい株では径4cmくらいでゲンノショウコのようである)
茎の上部の葉は深裂し、裂片は広線形で、幅約1mm。
托葉は褐色、膜質、長楕円状披針形で長さ4-6mm、幅2-3mm。
花期は6〜7月・
花柄は2個、長さ1.2-2.0cm、果時には曲がる。
花は花柄に1個つく。萼片は披針形で長さ4-5mm、先端は鋭尖頭か小さい突起となる。
花弁は桃紅紫色、倒卵形、先端が凹み、縦に濃い赤紫色の線が3本あり、長さ3-7mm。
花糸は無毛。
分果は無毛でふつう縞模様がある。
嘴は直立し、線形で毛があり、長さ6-8mm、径1mm。
− 「日本の帰化植物」 −
【@を拡大しました 】
20.7.21 撮影
【A茎は直立もするが、ふつう斜上または匍匐し、長さ5-40cm】
20.7.22 撮影
【Aを拡大しました − 長さ2mmの長白毛と、長さ0.5mmの短白毛および腺毛がある】
20.7.22 撮影
【B円形〜腎円形で、5〜8浅裂〜深裂し、裂片の先が浅裂、鈍頭で、両面に長短の白毛が密生する 】
20.7.22 撮影
【C花は花柄に1個つく。萼片は披針形で長さ4-5mm、先端は鋭尖頭か小さい突起となる】
20.7.22 撮影
【Cを拡大しました −花弁は桃紅紫色、倒卵形、先端が凹み、縦に濃い赤紫色の線が3本あり 】
20.7.22 撮影
新しく見つけた花、ヤワゲフウロに付いた花番号は、『1579』。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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