2017年 12月1日  ヤツデ



【@撮りやすい林縁の斜面で、高さ1.5メートルほどの花がついた個体がありました】
17.11.30 撮影

      ヤツデ Fatsia japonica〈八手/別名テングノハウチワ〉(ウコギ科 ヤツデ属) 
                                        花期は10〜12月。
    高さ1.5-3m、大きいものは5mになり、大まかによく枝分かれする常緑低木。
    若枝は緑色で褐色の長毛があるが、のち無毛、
    2年目の茎は灰白色で楕円形の皮目があり、半月形の葉柄の跡が目立つ。
    葉柄は長さ20-40cm。    
    葉身は円形で深く7〜9裂し、天狗のうちわを思わせ、長さ10-30cm、
    縁に粗い鋸歯があり、先はやや長く鋭きとがり、基部は心形。
    11〜12月、枝先に大きな白色の円錐花序を伸ばして1〜2回分岐し、
    花序柄と花序軸に褐色の綿毛が散生する。
    花柄は長さ8-10mm、綿毛が散生する。
    花には両性花と雄花があり、花弁は白色、5枚、卵形で長さ3-4mm。
    果実は球形で径約5mm、5個の花柱が残存し、黒熟する。
    庭木として広く植えられ、いくつかの園芸品種もある。
     − 改訂新版「日本の野生植物5」 −


【@を拡大しました】
17.11.30 撮影
                                 
【A枝先に大きな白色の円錐花序を伸ばして1〜2回分岐し
17.11.30 撮影

【Aを拡大しました − この個体は、上部に両性花があります】
17.11.30 撮影

【B両性花の花序を】
17.11.30 撮影

【C雄花の花序を】
17.11.30 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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