ヤツデ Fatsia japonica〈八手/別名テングノハウチワ〉(ウコギ科 ヤツデ属)
花期は10〜12月。
高さ1.5-3m、大きいものは5mになり、大まかによく枝分かれする常緑低木。
若枝は緑色で褐色の長毛があるが、のち無毛、
2年目の茎は灰白色で楕円形の皮目があり、半月形の葉柄の跡が目立つ。
葉柄は長さ20-40cm。
葉身は円形で深く7〜9裂し、天狗のうちわを思わせ、長さ10-30cm、
縁に粗い鋸歯があり、先はやや長く鋭きとがり、基部は心形。
11〜12月、枝先に大きな白色の円錐花序を伸ばして1〜2回分岐し、
花序柄と花序軸に褐色の綿毛が散生する。
花柄は長さ8-10mm、綿毛が散生する。
花には両性花と雄花があり、花弁は白色、5枚、卵形で長さ3-4mm。
果実は球形で径約5mm、5個の花柱が残存し、黒熟する。
庭木として広く植えられ、いくつかの園芸品種もある。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
【@を拡大しました】
17.11.30 撮影
【A枝先に大きな白色の円錐花序を伸ばして1〜2回分岐し】
17.11.30 撮影
【Aを拡大しました − この個体は、上部に両性花があります】
17.11.30 撮影
【B両性花の花序を】
17.11.30 撮影
【C雄花の花序を】
17.11.30 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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