ヤツデ〈八手/別名テングノハウチワ〉(ウコギ科 ヤツデ属) 花期は11〜12月。
暖地の海岸から林内に生える高さ1〜3mの常緑低木。雌雄同株。
葉は互生。枝先に集まってつく。葉身は直径20〜40cmと大きく、掌状に深く7〜9裂し、
裂片のふちには粗い鋸歯がある。質は厚くて光沢がある。
枝先に直径2〜3cmの球形の散形花序を円錐状に多数つける。
上部の花序には両性花、下部の花序には雄花がつく。
花は白色で直径約5mm、花弁・雄しべ・花柱は5個。
【ヤツデの花は今、晩秋〜初冬に咲きます】
09.12.3 撮影
「上部の花序には両性花、下部の花序には雄花がつく」
【雄性期の両性花】
09.12.2 撮影
「自家受粉を避けるため、雄しべが先に成熟する」
【上の画像を拡大しました − 両性花(雄花の時)】
09.12.2 撮影
「花は直径約5mm。
花弁が開くと先ず雄しべが伸びて、花粉を出す。雌しべはまだ未熟」
「雄花は花柱が短くて合着する」
ので、上の花は雄性期の両性花と思われます。
【雌性期の両性花】
09.12.2 撮影
「花弁と雄しべが落ちてから花柱が伸びてくる」
【上の画像を拡大しました】
09.12.2 撮影
ちょうど花盛りの雌花ですね。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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