ヤナギイボタ〈柳水蝋/別名ハナイボタ〉(モクセイ科 イボタノキ属) 花期は6月。 
         西日本にまれに生え、高さ5〜8mになる落葉小高木。 
         樹皮は灰色。 
         葉は対生。葉身はやや薄く、長さ6〜13cmの狭倒卵形、両端長くとがり、側脈が目立つ。 
         円錐花序を頂生し、白い小さな花を多数つける。 
         花冠は白色、長さ約5mm、裂片は筒部と同長かやや短く、開出して反曲する。 
         花糸は花冠裂片より長く、花柱は長さ約4mmで、花筒から突き出る。 
         果実は長さ8〜10mmの楕円形で黒紫色に熟す。 
         【分布】暖帯:本州(近畿地方以西)・九州。 
                                                
      【葉を ― 裏側から】 
      
      
       09.6.23 撮影 
      「葉は対生。葉身はやや薄く、側脈が目立つ」 
       
        【枝を反対方向から】   
      
      
      09.6.23 撮影 
      「円錐花序を頂生し、白い小さな花を多数つける」 
       
      【花冠は白色、長さ約5mm】 
      
      
      09.6.23 撮影 
      「裂片は筒部と同長かやや短く、開出して反曲する。 
      花糸は花冠裂片より長く、花柱は長さ約4mmで、花筒から突き出る」 
      
      
        
      確認しているヤナギイボタはこの1本だけですが、暖帯にだけ分布している樹木がなぜ、日差しが少なく、夏には冷涼な洞穴前に生えたのでしょうか。 
       
      ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 
       
        
       
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