ヤマネコノメソウ〈山猫の目草〉(ユキノシタ科 ネコノメソウ属) 花期は2〜4月。
湿った林内に生える高さ10〜20cmの多年草。走出枝は出さない。
根生葉は花時まで残り、葉身は円腎形で、長さ5〜20mm、
ふちには7〜11個の浅くて先端が平らな鋸歯がある。
花茎は高さ10〜20cm、まばらな軟毛があり、
花がすむと基部に長さ2〜3mmの紫色を帯びた珠芽ができる。
茎葉は茎の途中で2〜3枚が互生、
長柄があり、腎円形〜卵円形、ふちに浅い平らな鋸歯がある。
花序は普通6〜10花を密につけ、直径2〜3cm。
花は花弁がなく、直径4〜5mm。花盤は緑黄色。
雄しべは4〜8個。花糸はごく短く、2個の花柱が反り返っている。
【A咲き始めのころは葉が地面に張り付いていましたが、今は茎が伸びて】
12.3.12 撮影
【B茎葉は長柄があり、腎円形〜卵円形、ふちに浅い平らな鋸歯がある】
12.3.12 撮影
【C花茎は高さ10〜20cm、まばらな軟毛があり】
12.3.12 撮影
【D花序は普通6〜10花を密につけ、直径2〜3cm】
12.3.12 撮影
【Dを拡大しました − 雄しべは4〜8個。花糸はごく短く】
12.3.12 撮影
あちこちでたくさん見られる秋吉台のネコノメソウ属は、全てヤマネコノメソウというのが何だかつまらなくて、これまで詳しく知ろうとしなかったのです。
今年は、ほかの山で様々なネコノメソウを見せてもらえそうなので、少し本気でヤマネコノメソウを書きました。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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