3月12日 ヤマネコノメソウ

秋吉台では林内・林縁・田畑のそばなど、少し湿り気がある場所ならどこででも見られます。

【@今、花盛り“一番きれいな時”です − 林の中で】
12.3.12 撮影

      ヤマネコノメソウ〈山猫の目草〉(ユキノシタ科 ネコノメソウ属) 花期は2〜4月。
     湿った林内に生える高さ10〜20cmの多年草。走出枝は出さない。
     根生葉は花時まで残り、葉身は円腎形で、長さ5〜20mm、
     ふちには7〜11個の浅くて先端が平らな鋸歯がある。
     花茎は高さ10〜20cm、まばらな軟毛があり、
     花がすむと基部に長さ2〜3mmの紫色を帯びた珠芽ができる。
     茎葉は茎の途中で2〜3枚が互生、
     長柄があり、腎円形〜卵円形、ふちに浅い平らな鋸歯がある。
     花序は普通6〜10花を密につけ、直径2〜3cm。
     花は花弁がなく、直径4〜5mm。花盤は緑黄色。
     雄しべは4〜8個。花糸はごく短く、2個の花柱が反り返っている。
 


        【A咲き始めのころは葉が地面に張り付いていましたが、今は茎が伸びて】
                         12.3.12 撮影
        【B茎葉は長柄があり、腎円形〜卵円形、ふちに浅い平らな鋸歯がある
                         12.3.12 撮影
               【C花茎は高さ10〜20cm、まばらな軟毛があり
                         12.3.12 撮影
              【D花序は普通6〜10花を密につけ、直径2〜3cm
                         12.3.12 撮影
                                 
【Dを拡大しました − 雄しべは4〜8個。花糸はごく短く
12.3.12 撮影

 あちこちでたくさん見られる秋吉台のネコノメソウ属は、全てヤマネコノメソウというのが何だかつまらなくて、これまで詳しく知ろうとしなかったのです。
 今年は、ほかの山で様々なネコノメソウを見せてもらえそうなので、少し本気でヤマネコノメソウを書きました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。