2021年 1月3日  ヤクシマツバキ



【@齊藤さんが果実が大きなヤブツバキを見つけられました − 長者ヶ森で】
20.12.25 撮影

        ヤクシマツバキ Camellia japonica var.macrocarpa
                               〈屋久島椿/別名リンゴツバキ・オオミツバキ〉
                                (ツバキ科 ツバキ属) 花期は 12月〜。
       屋久島の中高度の山地に群生し、沖縄島の山中にも点在する(ヤブツバキの)変種で、
       果実は一般に大きく、径6cm以上のものがあり、先端に凸頭があり
       (ヤブツバキの南方の海岸生のものは大果ではあるが、
        果皮は薄く、果実の先端は凹入している)、
       種子は濃色でやや小型。
       裂開した果皮は厚く、1.5-2cmあり、
       葉は細長く、鋸歯は低平で、冬芽はやや丸みを帯びる。
       − 改訂新版「日本の野生植物4」 −

       果実は直径約6cm。
       果実が大きいのでリンゴツバキの別名がある。
        − 山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花」 −
 

【@を拡大しました − 「果実が異常に大きいのでリンゴツバキではないでしょうか」と、齊藤さん】
20.12.25 撮影

                                 
【A】
20.12.25 撮影

【B上とは別の、落ちていた果実ですが −果実は一般に大きく、径6cm以上のものがあり
21.1.9 撮影

【C落ちていたヤブツバキの果実と比べて】
20.12.25 撮影

【@を拡大しました − ヤクシマツバキと思える個体の花は】
20.12.25 撮影

【D上の花を正面から。落ちていたヤブツバキの花2個を置いて比較しました】
20.12.25 撮影

図鑑では花の大きさに触れていませんが…この個体の花は随分小さいです。

【E上の画像を拡大しました − 葉を】
20.12.25 撮影

図鑑では花の大きさに触れていませんが…この個体の花は随分小さいです。

【F葉は細長く、鋸歯は低平
20.12.25 撮影


* * * * * おまけ * * * * *

【E維新百年記念公園にリンゴツバキがあると、徳光さんに案内していただきました】
20.12.27 撮影

【F この個体の同定は、樹木医の藤原俊廣先生によります】
20.12.27 撮影

     おかげさまで、極寒のこの時期に新しく見つけた花が加わりました。
     齊藤さん、ありがとうございました。

     ヤクシマツバキ〈リンゴツバキ〉についた花番号は、『1588』。
 

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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