ヤブサンザシ〈薮山櫨子/別名キヒヨドリジョウゴ〉(ユキノシタ科 スグリ属) 花期は3〜5月。
薮に生え果実がバラ科のサンザシに似ているのでこの名がる。
山野にまれに生育し、株立ちで高さ1mになる落葉低木。雌雄異株。
葉は互生。葉身は長さ2〜6cm、幅2.5〜6cmの広卵形で、掌状に浅く3〜5裂する。
基部は切り方または浅いハート形。裂片のふちには欠刻状の鈍い鋸歯がある。
質は草質で薄く、両面とも短い軟毛がある。
前年枝に葉腋に黄緑色の小さな花が1〜数個束生する。
花弁はへら形で、ごく小さく、直立する。萼片は長さ約2.5mmで反り返る。
雌花は雄花より花柄が短く、子房のふくらみが目立つ。
果実は液果。直径7〜8mmの球形で、10〜11月に赤く熟す。
【A − @の一枝を】
11.4.7 撮影
「前年枝に葉腋に黄緑色の小さな花が1〜数個束生する」
【B − Aに近づいて】
11.4.7 撮影
【上の画像を拡大しました − 雌花と思います】
11.4.7 撮影
「花弁はへら形で、ごく小さく、直立する。萼片は長さ約2.5mmで反り返る」
「雌花は雄しべもあるが、稔性はない」
花弁のように見えるのは萼片で、萼片間に見えるのが花弁ですね。
* * * * * 開花確認した株は雄株と思われます* * * * *
【雄花を】
11.4.4 撮影
【上の画像を拡大しました】
11.4.4 撮影
これまでヤブサンザシの花を撮っても、雄花・雌花の区別が分からなかったのですが、
このカメラとレンズで、はっきり見ることができました。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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