ヤブマオ Boehmeria japonica 〈藪苧麻〉(イラクサ科 カラムシ属) 花期は7〜9月。
山野に普通に見られる高さ1-1.2mの多年草。
茎は直立し、分枝しない。
葉は対生、長さ10-15cmの卵状長楕円形〜卵形で、やや厚くてざらざらしている。
先端は尾状にとがる。
ふちには粗い鋸歯があり、葉の先ほど粗くて大きな鋸歯になる。
ふつう茎の下部に雄花序、上部に雌花序をつける。
雌花は球状に集まり、果期にはこの集団がくっついて、太くて長い穂を作る。
【A葉は卵状長楕円形〜卵形で、やや厚くてざらざらしている】
14.7.23 撮影
「先端は尾状にとがる。ふちには粗い鋸歯があり、葉の先ほど粗くて大きな鋸歯になる」
【B茎頂の花序を − ふつう茎の下部に雄花序、上部に雌花序をつける】
14.7.23 撮影
【C雌花は球状に集まり】
14.7.23 撮影
「果期にはこの集団がくっついて、太くて長い穂を作る」
【D茎の下部を − ふつう茎の下部に雄花序をつける】
14.7.23 撮影
【E下部の花序を − 雌花序】
14.7.23 撮影
【Eを拡大しました】
14.7.23 撮影
この株には雌花序しかついていないようです。
「ふつう茎の下部に雄花序、上部に雌花序をつける」
ということは、いずれか1つの花序しかつけない個体もあると言うことなのでしょう。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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