10月20日  涌蓋山

2001.10.20(6時33分) 飯田高原、風の丘にて 撮影

 10月19日、樹木の観察グループ「山口四季の会」で、九重連峰のいちばん西に位置する涌蓋山(わいたさん・1500m)に登りました。この観察会では、秋吉台や他の山で見ても図鑑だけでは分からない樹木について学べますので、いつも楽しみに参加しています。
 今回は、分からなかった赤い実をたくさん勉強できました。
 
                     オトコヨウゾメ(スイカズラ科)                    
                         2001.10.19 撮影

 オトコヨウゾメ 山野の日当たりのよいところに生える高さ1〜3mの落葉低木。名前の由来に定説はないのですが、「ガマズミ類をヨソゾメと呼び、本種の果実はやせていて食用にならないので男を冠してオトコヨウゾメになったのではないか」とのこと。
 この実では、みんな盛り上がりました。オトコヨウドメ、オトコヨウナシ、オトコヨウズミ、オンナヨウナシ、オンナヨウズミ・・・ああ、はしたない。
 先生(男性)も、「他の観察会で使わせていただきます」とのことでした。
 オトコヨウゾメの果実、13日に八幡高原で見て、分からないままになっていたのです。
 他に、ツルウメモドキ、アオハダ、ガマズミ、マユミ、ツルリンドウ、マムシグサの実。ヤマラッキョウ、マツムシソウ、アキノキリンソウ、ヤマジノギク、ヨメナ、シラヤマギク・・・リンドウが鮮やかなコバルトブルーで、一番きれいなときでした。 

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