2018年 3月18日  トゲミノキツネノボタン


昨年までの3年間、トゲミノキツネノボタンは前年の秋に開花し、そのまま年を越して咲いてきました。
が、今年の開花確認は、友人により3月12日で、私が咲いている花を見たのが今日、3月18日。
記録をよく調べてみたら、4年前までは開花が2〜3月と、随分ばらつきがありました。

トゲミノキツネノボタンは、荒れ地や道ばた・あぜ道など、環境を選ばずどこにでも見られますが、
花芽をつける時期の温度に相当こだわりがあることが分かり、改めて見直した次第です。

【@過去3年間、3月初めにはこれが普通の状態でしたが…】
15.3.2 撮影

         トゲミノキツネノボタン Rununculus muricatus〈刺実の狐の牡丹〉
                              (キンポウゲ科 キンポウゲ属) 花期は1〜6月。
       耕作地などに生える高さ15-50cmの1年草あるいは越年草。
       ヨーロッパ〜西アジア原産。
       茎は束生して斜上し、ほとんど無毛。
       根生葉の葉身は広卵形、3浅裂〜中裂し、裂片は広卵形で鋸歯縁となり、両面とも無毛、
       葉柄は長さ5-25cm、無毛。
       茎葉も根生葉と同型だが、上部のものほど小型となり、葉柄も短くなる。
       花は黄色で直径1-1.5cm、茎の上部の葉腋に単生する。
       花弁は倒卵形、長さ約7mm。
       痩果は15〜25個が集合果をなし、楕円形で扁平、長さ約5mm、
       表面に刺状突起がある。


【A今年、咲いた花を今日初めて目にしました − 花は地面に張り付くように1つだけ】
18.3.18 撮影
                                 
【Bこの辺りに5株咲いていました】
18.318 撮影

【Bを拡大しました − 根生葉の葉身は広卵形、3浅裂〜中裂し、裂片は広卵形で鋸歯縁
18.3.18 撮影

【C − Bの花 − 花は黄色で直径1-1.5cm、茎の上部の葉腋に単生する
18.3.18 撮影

【Cを拡大しました 】
18.3.18 撮影

【D今年の痩果はまだですが − 痩果は15〜25個が集合果をなし、楕円形で扁平、長さ約5mm
16.4.12 撮影

「表面に刺状突起がある」


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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