テリハノイバラ Rosa luciase〈照葉野薔薇/別名ハイイバラ〉
(バラ科 バラ属) 花期は6〜7月。
陽地を好む無毛の落葉低木で、茎は長く匍匐する。
枝には長さ3-5mmの鉤形の刺がある。
葉は互生。長さ4-9cmの奇数羽状複葉で、小葉は2〜4対。
頂小葉と側小葉はほぼ同じ大きさ。
小葉は長さ1-2cmの楕円形または広倒卵形で、縁には粗い鋸歯がある。
革質で厚みがあり、両面とも無毛。
表面は濃緑色で光沢がある。
托葉は幅が広く、緑色で、縁には腺状の鋸歯がある。
花はやや遅く、6〜7月に咲き、数の多いときは円錐形の花序になり、
花序の枝は狭く開いて斜めに出る。
花はやや大型、直径3-3.5cm、白色。
花弁は倒卵形。花柱は柱状で、綿毛を密生する。
【A花はやや大型、直径3-3.5cm、白色】
17.6.3 撮影
【B別の林縁の荒れ地で這っていました】
17.6.4 撮影
【Bを拡大しました − 小葉は革質で厚みがあり、両面とも無毛。表面は濃緑色で光沢がある】
17.6.4 撮影
【Cここ(林縁の荒れ地)では、もっと早く開花した様子です】
17.6.4 撮影
【Cを拡大しました − 花柱は柱状で、綿毛を密生する】
17.6.4 撮影
テリハノイバラは、草原でも小さな株が地面に這っているのをよく目にします。
林道上のも草原のも、たどり着くのに時間がかかりますが、今日見つけた場所は楽に行けます。
来年からは、ここので開花確認しようと思っています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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