ソメイヨシノ〈染井吉野〉(バラ科 サクラ属) 花期は3〜4月。
公園や川の堤防などに広く植えられている高さ10〜15mになる落葉高木。
エドヒガンとオオシマザクラの雑種と考えられている。
葉は互生。葉身は長さ8〜12cmの広卵状楕円形。先端は鋭くとがり、基部は円形〜切形。
ふちには重鋸歯があり、ときに単鋸歯が混じる。
葉が展開する前に、前年枝に淡紅色の花が散形状に3〜5個つく。
花は直径約4cm。花弁は5個、倒卵状楕円形または広楕円形で先端には切れ込みがある。
雄しべは30〜35個。花柄は2〜2.5cmで有毛。
10.3.30 撮影
「葉が展開する前に、前年枝に淡紅色の花が散形状に3〜5個つく」
【上の画像を拡大しました】
10.3.30 撮影
「花柄は2〜2.5cmで有毛」
【花弁は5個。先端には切れ込みがある】
10.4.2 撮影
「雄しべは30〜35個」
【樹皮は】
10.3.30 撮影
「暗灰色。皮目が横に並ぶ」
【テングス病にかかったソメイヨシノ】
10.3.25 撮影
近年よく目につくようになりました。
【上の画像を拡大しました】
10.3.25 撮影
「一カ所に枝が密生し、葉ばかりが茂っている様子を天狗が巣を作っているようだという
意味で『天狗巣病』。ソメイヨシノだけではなく、ツツジ類などかなり多くの植物が罹患する。
この病気は伝染するので、早めに切り取って焼却処分することが望ましい」
テングス病にかかるとほとんど花芽が付かず、放置していると
個体全体に広がり枯死してしまうし、隣の木にも伝染していきます。
樹木医の藤原先生からお聞きしました。
「全国のソメイヨシノを調査したらDNAが全て同じという結果がでました。
ですから、日本中のソメイヨシノは同条件下では一斉に開花するし、テングス病にもかかり
ます」。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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