シリブカガシ〈尻深樫〉(ブナ科 マテバシイ属) 花期は9月。
ドングリの底の部分がへこんでいるのでこの名がある。
暖地に生える高さ15mになる常緑高木。雌雄同株。
葉は互生。倒披針状長楕円形で、厚い皮質。全縁または上部にわずかに鋸歯がある。
表面は光沢があり、裏面は細かい鱗状の毛におおわれ、銀白色に見える。
先端は尾状に短く伸び、基部は広いくさび形。
本年枝の先端または葉腋から花序が伸びる。
果実は堅果。長さ約2cmの楕円形。翌年の秋に成熟する。
【A樹皮は暗灰色で滑らか】
11.1.9 撮影
【B雄花序は落ち、雌花序だけになっています】
11.1.9 撮影
【Cこんな時もありました − 「秋吉台で出会った花」 P191 掲載の画像です】
10.9.11 撮影
(本には、撮ったばかりのシリブカガシを使っています)
【Cを拡大しました】
11.9.11 撮影
「堅果は長さ約2cmの楕円形。翌年の秋に成熟する」
【Cを拡大しました − 細くて斜上しているのが雌花序】
11.9.11 撮影
「本年枝の先端または葉腋から花序が伸びる」
(電子書籍はこの大きな画像を活かすことができるので、作るのが楽しみなんです)
【Cの株は、今】
11.1.9 撮影
【果実は落ちてしまい、殻斗だけになっています】
11.1.9 撮影
【花の後は】
11.1.9 撮影
【上の画像を拡大しました】
11.1.9 撮影
とても小さなドングリの赤ちゃんの姿で冬を越すのですね。
【葉は厚い皮質】
11.1.9 撮影
「表面は光沢があり、裏面は細かい鱗状の毛におおわれ、銀白色に見える」
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この冬狙っていた赤い実は、昨夏の記録的な猛暑の影響で数が少ないためか、現在、ほとんど見ることができません。
いつもの1月なら、果実や秋から咲いている花を日記に書けるのに、咲いている花もこの冬は極端に少ないし。
困りました。明日からの秋吉台日記、どうしよう。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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