シオデ Smilax riparia〈牛尾菜〉(シオデ科 シオデ属) 花期は6〜8月。
アイヌの方言シュウオンテからきたものという。牛尾菜は漢名。
山野に生える多年草。雌雄異株。
茎はつる状に長く伸びる。
葉は互生し、長さ5-15cmの卵状長楕円形で、5〜7脈があり、
やや厚くて光沢がある。
葉柄の基部に托葉の変形した巻きひげがあり、これでからみつく。
葉腋から散形花序を出し、淡黄緑色の小さな花をつける。
雄花の花被片は長さ4-5mmの被針形。
雌花の花被片は長楕円形でやや小さい。
液果は直径約1cmの球形で黒く熟す。
【A − @と同じ株、雄花序です】
16.7.6 撮影
【Aを拡大しました − 葉腋から散形花序を出し、淡黄緑色の小さな花をつける】
16.7.6 撮影
【B咲き始めの雄花序が写っていました】
16.7.6 撮影
【Bを拡大しました − 雄花の花被片は長さ4-5mmの被針形】
16.7. 6 撮影
【C雌株 − 林縁で】
16.7.10 撮影
【D − Cと同じ株、雌花序です】
16.7.10 撮影
【Dを拡大しました − 雌花の花被片は長楕円形でやや小さい】
16.7.10 撮影
シオデは、林縁を歩くと良く目にするのに、雌雄両方の花を撮った年がないような気がして、
今年は、気合いを入れて撮りました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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