シマキツネノボタン〈島狐の牡丹〉(キンポウゲ科 キンポウゲ属) 花期は3〜6月。
溝のふちや湿った林縁に生える多年草。
茎は地上をはって立ち上がり高さ25〜60cm、葉柄と共に全体に開出する粗い毛が目立つ。
葉は1回3出複葉で、葉身は幅4〜9cm、小葉は更に3中〜深裂し、両面に伏毛を散生する。
花は上部の茎葉に対生してつき、花序をつくらない。
花柄は長さ1〜6cm、開出する粗い毛があり、苞はない。
花は直径約1cm。花弁は楕円形で長さ約4mm、萼片より少し長い。
集合果はほぼ球形で、直径約1cm。
分布:本州(中国地方)〜琉球。
【茎は地上をはって立ち上がり高さ25〜60cm】
09.4.16 撮影
【花は上部の茎葉に対生してつき、花序をつくらない】
09.4.16 撮影
【花が茎頂にはつかず、葉と対生して花茎が出るのが特徴です】
09.4.16 撮影
葉と対生した花茎の先に花が1個と、全体に生えた粗い毛が目に入り、
「キツネノボタン・ケキツネノボタン・トゲミノキツネノボタン・ウマノアシガタとは違う!」と。
【花は直径約1cm】
09.4.16 撮影
「花弁は楕円形で長さ約4mm、萼片より少し長い」
【葉は1回3出複葉で、小葉は更に3中〜深裂】
09.4.16 撮影
「両面に伏毛を散生する」
シマキツネノボタンは、『秋吉台国定公園の高等植物』には記録がなく、『山口県産高等植物』には「ごく稀」とあります。
『レッドデータブックやまぐち』では、山口県カテゴリー「絶滅危惧IA類」になっています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|