2021年 2月27日  セイタカハハコグサ


「2050年の森 野草園」で、見つけました。

【@ほとんどの個体が、花が終わって、こんな姿です − 高さ25cmほど】
21.2.27 撮影

          セイタカハハコグサ Gnaphalium luteo-album L.(キク科 ハハコグサ属) 
                                                花期は 1〜12月。
         畑や路傍に生える一年草または越年草。
         茎は基部で分枝して横に曲がって立ち上がるか、
         または直立して分枝しないものもあり、高さ20-40cm。
         全体に綿毛を密生し、灰白色を帯びる。
         茎葉は多数で斜上し、両面に灰白色の毛を密生する。
         基部の葉はへら形〜倒披針形で幅が広い。
         中部につく葉は長楕円形〜線形で、長さ2-5cm、幅2-5mm、
         先は鈍く尖り、基部はやや広くなる。
         花期は4〜6月、
         長い柄の先に10個ほどの頭花が球形に集まってつく。
         頭花は長さ3.5-4mm。
         総苞は鐘形で褐色を帯び、長さ3-3.5mm、
         総苞片は16個ほどあり、披針形で膜質、先は尖る。
         痩果は長さ0.5mm、褐色を帯び、冠毛は長さ約1.5mm。
         [原産地] ヨーロッパ。北アメリカ、オーストラリア、アジア(中部・北部)などに広く分布。
         [メモ]
           在来種のハハコグサとは、花は初夏に咲き、細い葉が上向きにつき、
           花柄が長く、総苞が褐色を帯びることなどで容易に識別できる。
           (ハハコグサは、花期が3〜6月。茎につく葉は数が少なく、花柄は短く、総苞は黄色)
              また、本種とハハコグサとの雑種と思われるものがあり、
             アイセイタカハハコグサ、またはアイノコハハコグサという。
          − 「日本の帰化植物」 −          

【@を拡大しました − 長い柄の先に10個ほどの頭花が球形に集まってつく
21.2.27 撮影
                                 
【A − @の基部の様子】
21.2.27 撮影

【B頭花が咲いている個体も −茎は基部で分枝して横に曲がって立ち上がるか、
                      または直立して分枝しないものもあり、高さ20-40cm

21.2.27 撮影

【Bを拡大しました −全体に綿毛を密生し、灰白色を帯びる
21.2.27 撮影

【C長い柄の先に10個ほどの頭花が球形に集まってつく。頭花は長さ3.5-4mm
21.2.27 撮影

【Cを拡大しました −総苞は鐘形で褐色を帯び、長さ3-3.5mm、
21.2.27 撮影

「総苞片は16個ほどあり、披針形で膜質、先は尖る」

【D花の準備が進んだ根生葉も】
21.2.27 撮影

【E蕾がついた個体もあります】
21.2.27 撮影

 秋吉台では、本種とハハコグサとの雑種、アイノコハハコグサを見ていますが、
 ここ、野草園で、自信を持って「セイタカハハコグサ」と言うことができるものを見つけました。

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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