リュウキュウコザクラ Androsace umbellata〈琉球小桜〉
(サクラソウ科 トチナイソウ属) 花期は 3〜4月。
海近くの乾いた草地に生える1年生または越年生の小さな草。
根ぎわに多数の葉を群生する。
葉は薄く、両面ともに軟毛がまばらに生え、
葉柄は長さ2-18mm、
葉身は長さ幅とも3-15mm、卵円形で縁には三角形の歯牙がある。
葉腋から長さ4-10cmの細い花茎を1〜13本伸ばし、
1本の花茎に3〜8個の花がつき、散形花序となる。
苞は卵形または広被針形で、先がとがる。
花茎・苞・花柄・萼にはやわらかい開出毛がまばらに生える。
萼は杯形で基部まで深く5裂し、萼片は楕円形で先がとがり、
花時に長さ3-4mm、果時には5-6mmとなって星形に開く。
花冠は白色、広杯形で径4-5mm、筒部は短く、萼の外に出ない。
刮ハは球形で、径4mm、5裂し、果皮は緑白色。
本州(中国地方)〜琉球、朝鮮半島・中国(中南部)・
台湾から東南アジアに広く分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物4」 −
【@を拡大しました − 花柄をたくさん付けた大きな株、越年生なのでしょう】
19.4.11 撮影
【@を拡大しました − 葉腋から長さ4-10cmの細い花茎を1〜13本伸ばし】
19.4.11 撮影
【@を拡大しました】
19.4.11 撮影
【A】
19.4.11 撮影
【Aを拡大しました − 花冠は白色、広杯形で径4-5mm、筒部は短く、萼の外に出ない】
19.4.11 撮影
【B根ぎわに多数の葉を群生する】
19.4.11 撮影
【Bを拡大しました − 葉は薄く、両面ともに軟毛がまばらに生え】
19.4.11 撮影
もう出ないだろうと思いつつ、かすかな期待を持って来てみました。
来年も、どうか見られますように・・・。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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