2021年 3月25日  オオタチツボスミレ



【@今年は広い範囲で咲いています − 湿り気のある明るい草地で】
21.3.25 撮影

           オオタチツボスミレ Viola kusanoana〈大立坪菫〉(スミレ科 スミレ属) 
                                           花期は3〜5月。
          山地の夏緑樹林の湿り気のある明るい林床や林縁、そして草地に生える、
          15-25cmの多年草。有茎種。
          地下茎は横走し、肥厚して木化する。
          茎は数本叢生し、分枝し、果期には高さ40cmになり、ときに越冬する。
          茎葉の葉身は両面ともに鮮緑色、上面で脈に沿ってへこみ、
          質はやわらかく、縁が波打ち、円心形、長さ3-5cm、
          先端は鋭頭〜鋭尖頭、基部は心形、
          波状の鋸歯があり、両面ともにほとんど無毛。
          托葉は披針形、羽状に浅裂する。
          花期の茎葉は大きく、長さ6cmになる。
          花期は4〜6月。
          花は淡紫色〜淡赤紫色、直径約2cm。
          萼片は披針形で、先端は鋭尖頭。
          花弁は長さ15-18mm、側弁は無毛。
          花柱は筒形、花柱上部は先端に向かって次第に太くなり、
          柱頭は下向きに突き出し、突起毛はない。
          距は太くかつ長く、長さ6-8mm、白色、わずかに内曲する。
          南千島・北海道・本州・四国・九州に分布し、日本海側地域に多い。
          韓国(鬱陵島)・千島列島・サハリンにも分布する。
           − 改訂新版「日本の野生植物3」 −

【@を拡大しました − 茎は数本叢生し、分枝し
21.3.25 撮影
                                 
【Aほとんどの花が地上茎の途中から伸びる花茎につく − 山渓ハンディ図鑑「日本のスミレ」】
21.3.25 撮影

【Aを拡大しました − 茎葉の葉身は両面ともに鮮緑色、上面で脈に沿ってへこみ、
                           質はやわらかく、縁が波打ち、円心形

21.3.25 撮影
「波状の鋸歯があり、両面ともにほとんど無毛。托葉は披針形、羽状に浅裂する」

【B花は淡紫色〜淡赤紫色、直径約2cm。側弁は無毛
21.3.25 撮影
「距は太くかつ長く、白色、わずかに内曲する」
 

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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