ウマノミツバ Sanicula chinensis 〈馬の三葉〉(セリ科 ウマノミツバ属)
花期は5〜12月。
山林下に多い多年草。
茎は直立し、枝を分け、高さ30-120cm。
葉は根出葉、茎葉ともよく発達し、3全裂し、側小葉はさらに2深裂して
掌状をなすことがあり、裂片は浅裂して鋸歯がある。
下部の葉は長い葉柄があり、上部の葉柄は短い。
7〜8月ごろ、枝頂に小散形花序をつけ、両性花と雄花を混生する。
果実は卵形、鉤状の刺毛を密生し、長さ3-4mm、幅は2-3mm、
先に針状の萼歯片があつく。
日本全土、朝鮮半島・中国・ウスリー・千島列島・サハリンに分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物 5」−
花は白色。両性花と雄花があり、両性花では子房にかぎ状刺毛が密生する。
雄花は子房がないため小さく目立たない。
− 増補改訂新版「山に咲く花」 −
【@を拡大しました − 枝頂に小散形花序をつけ、両性花と雄花を混生する】
20.11.27 撮影
【A葉は根出葉、茎葉ともよく発達し、3全裂し、側小葉はさらに2深裂して】
20.11.27 撮影
【B花は白色。両性花と雄花があり】
20.11.23 撮影
【Bを拡大しました − 雄花は子房がないため小さく目立たない】
20.11.23 撮影
【C両性花と雄花があり、両性花では子房にかぎ状刺毛が密生する】
20.11.23 撮影
【Cを拡大しました −両性花では子房にかぎ状刺毛が密生する 】
20.11.23 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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