2016年 9月25日  ノガリヤス



【@日当たりの良い草原で見てきたノガリヤス − トダシバよりずっと少ないです】
12.9.22 撮影

         ノガリヤス Calamagrostis brachytricha〈野刈安/別名サイトウガヤ)
                                (イネ科 ノガリヤス属)花期は9〜10月。
       和名は野に生えるカリヤスの意味、別名は比叡山西塔付近に多いため。
       山地の草原や明るい林内に生える高さ0.5-1mの多年草。
       変化が多い。
       茎は細くてかたい。
       葉は長さ30-60cm、幅0.6-1.2cmの線形で、葉面もふちもざらつく。
       途中から表裏が反転する。
       花序は長さ20-50cmの円錐状で、多くの枝を分け、小さな小穂を何百もつける。
       小穂は淡緑色または紫色を帯び、長さ
4-5mm、1小花からなり、
       外花穎の基部から途中でねじれた長い芒が突き出る。
       小花には銀白色の基毛がある。
       葯があるが花粉はできず、単為生殖によって結実すると考えられている。

【Aほとんど日が当たらない林道わきの斜面で】
16.9.15 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 1週間前に穂が出始めた姿を見て、「知らないイネ科」と思いました】
16.9.15 撮影

【B何だろうと、「日本イネ科植物図譜」をすべて見ても分かりません】
16.9.15 撮影

【C草丈と葉の長さで範囲を狭めて調べても、この花序の形は無かったのです】
16.9.15 撮影

【Cを拡大しました 】
16.9.15 撮影

【D苦手なイネ科、これがノガリヤスと同じとは、その時は分からず…】
16.9.15 撮影

【E4日後に来ても、花序の姿は同じでした】
16.9.19 撮影

【F】
16.9.19 撮影

【Fを拡大しました】
16.9.19 撮影

【H2日後にまた来て、林道を上り、草原に出てみたところ、同じ花序が!】
16.9.21 撮影

【Hを拡大しました − 】
16.9.21 撮影

【I花序の枝が開いた、よく見てきたノガリヤスと同等にありました】
16.9.23 撮影

【Iを拡大しました】
16.9.23 撮影

昨年、「不明のイネ科」としていた、
 1.龍護峰の林縁の個体
 2.稲川沿いの林縁の個体、
 3.白魚洞で群落を作っていた弱々しい姿の個体、
 これらがすべて、『変化が多い』ノガリヤスだったのです。
 図鑑に載せられる写真は限られているので、
 私は、こうして秋吉台日記で、秋吉台の植物の自分用の図鑑を作っているのですね。

本当に苦手としているイネ科ですから、分かるのにも随分時間がかかりましたが、
ああ、すっきり。 バンザーイ。
大声で叫びたいほど嬉しいです。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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