12月27日  ナンテン(メギ科)

 (日差しが少ない林で) 05.12.27 撮影
   
 ナンテン〈南天〉(メギ科) 花期は6〜7月。
 山野に自生もあるが庭木として植えられているものが多い。高さ3mになる常緑低木。葉は互生し、3回羽状複葉。小葉は披針形。先はするどくとがり、ふちは全縁。革質で表面は光沢がある。枝先に大形の円錐花序を出し、直径6〜7oの白い花を多数つける。果実は液果。直径6〜7oの球形で、10〜11月に赤く熟す。


 ナンテンを「難転」に掛けて、縁起物として使われています。
 草原では、野鳥によって運ばれた種が発芽しても山焼きで焼け、わずかに石灰岩の割れ目やブッシュで見られるだけですが、林や林縁では今、赤い実をたくさんつけたナンテンをあちこちで見ることができます。                                             
                                        
                       05.12.27 撮影
                                 
     しっかり赤く熟した実が見られるようになったのは、今年は例年より早めでした。

                    【日当たりのよい林縁で】                  
05.12.20 撮影

積雪が例年より早かった上に気温が低い日が続き、この雪は今日も残っていました。

【こんな時もありました】
05.6.29 撮影

「花被片は3個ずつ輪状に多数並び、内側のものほど大きく、最も内側の6個は花弁状になる。
雄しべは6個で、葯が大きく、花糸は短い」