1月22日  「長登銅山エボシ抗露天掘跡ツアー」に参加しました


“秋吉台の自然に親しむ会”の1月の行事でした。講師は長登文化交流館の池田館長。
案内のメールは「雨天中止」でしたが、小雨なのでやるとのこと。
カッパの上下にスパッツ、ザックもカバー付きにしてカメラを忍ばせて参加しました。


【一番目の露天掘跡 − ここまではブルドーザーが作ったドロドロ道】
   12.1.22 撮影
ヌルヌルの泥が靴の底にべったり張り付いて、ソールの窪みは無くなるし、重いこと。
丸い重りを足首に鎖で繋がれて労働する囚人・・・、昔見た映像を思い出しました。

   
            【幅5〜6cmの石についたピンク − お目当ての露天掘り跡で】
                       12.1.22 撮影
        これが酸化したコバルト。酸化コバルトはピンクなのですね。
        「割ったら中は銀色ですよ」と、松井さん。
        「コバルトブルー」に惹かれて参加したのですが、帰宅してから調べたら、
        コバルトブルーは、酸化コバルトとアルミナで作るとのこと。

                         【鹿の角跡】
                           12.1.22 撮影
         熊の爪跡はこんな線ではないし、位置がちょうど鹿の角の高さだそうで。
      画像はここまでの3枚だけ。カバー付きのザックからカメラを取り出す気がしなくて。

 「行きは広い道ですが、帰りは藪こぎですから、カッパのズボンをはいていた方が良いでしょう」でしたが、雨で滑り安くなっている上に20名近くが歩くので、後ろの方を行くと滑る、滑る。
 つかむ木も竹も無い斜面で、とうとう動けなくなってしまい、松井さんが傘を持ってくれ、「この竹は倒れているけど、持って大丈夫です」に従い、次には松井さんが踏ん張っている靴を引っかかりに使わせてもらい、無事、難所を滑らずに通過できました。
 下り坂でAさんが私の後ろに付こうとしてくれたので、『前に行って。私が滑り落ちたら止めてね』。
ある人の「あんだけ秋吉台を歩き回っているくせに」には、『私、危険な歩きはしていませんので!』と、言い返す元気がありましたから、大丈夫。
 5時間弱。携帯電話の歩数計8800歩の8割は緊張の連続でした。
 つくづく、この種のツアーは私には無理と思いました。

 が、大収穫が一つ。
GPSを作動させていたので一度来てみたかった「葛ヶ穴」の位置が示されました。極寒山の中腹辺り?