モリアザミ Cirsium dipsacolepis〈森薊〉(キク科 アザミ属) 花期は 9〜10月。
山地の草原に生え、茎は直立し、高さ0.5-1mになる。
根生葉は花時にはない。
茎葉は長さ15-20cmの長楕円形で、しばしば羽状に切れ込む。
頭花は直径3.5-4cm、枝先に直立して咲く。
総苞は幅3-4cm、総苞片は6〜7列。
外片は開出し、被針形、
中片は内片より幅が広く、上部は斜開し、ふち毛がある。
根は太く直径約1cm。
栽培され、ヤマゴボウの名で味噌漬けなどの土産物になっている。
【@を拡大しました − ヤマゴボウの漬け物にするため、タネを買ってまいたそうです】
15.10.26 撮影
この種がドリーネ畑から飛んで出て、芽吹いたら、どうなる?
【A頭花がわずかに残っていました】
15.10.26 撮影
【B頭花は直径3.5-4cm、枝先に直立して咲く】
15.10.26 撮影
【Bを拡大しました − 総苞は幅3-4cm、総苞片は6〜7列。外片は開出し、被針形】
15.10.26 撮影
「中片は内片より幅が広く、上部は斜開し、ふち毛がある」
2012年10月、門田裕一先生が秋吉台に来訪された際、
「秋吉台にはモリアザミはありません。モリアザミと呼ばれているものは、すべてアキヨシアザミです」
と言われて以来、秋吉台からモリアザミの名は無くなりましたが、思わぬ所で出逢いました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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