4月7日  モモ・ササの花・ニワトコ

       棚岩のモモ        05.4.7 撮影
   
 モモ〈桃〉 花期は3〜4月。
 中国北部原産の高さ3〜8mになる落葉小高木。葉は互生。葉身は広倒披針形〜楕円状披針形。葉の展開前に開花し、花は芳香があり直径2.5〜3.5pで花弁は5個。花柄はほとんどない。花の色は白色、淡紅色、紅色。


 草原やドリーネのふち、カルストロード沿いで見られたモモが、伐採されてしまいました。
 帰り水周辺にはありますが、開花が少し遅いのです。 
 昨日、“秋吉台のやまんば”さんに話したら、「棚岩のモモは、切ってないでしょうね」と。
 モモの花を見るために、わざわざ棚岩まで行くなんて、思ってもみなかったことですが・・・。
 
                    【枝に近づいて撮りました】                    
                        05.4.7 撮影
 
        花柄がないので、割と遠くからでもサクラと違うことは分かりますが、
             モモの花弁の先には、切れ込みがないのですね。

                       ササの花(イネ科)                        
05.4.7 撮影
 
 ササの花 花期は4月〜5月。
 秋吉台に生えているササはゴキタケとケネザサです。ゴキダケは、節に著しい長毛があり、ケネザサは、葉の下面全体に毛があります。

 棚岩の上の斜面一帯にササの花が咲いていました。 
 ササは、50年に1度花を咲かすと聞いていますが、花が咲いたら枯れてしまうので、タネをまいて育ててみないと、このササの名前は分からないそうです。
 
                    【上の画像を拡大しました】 

ニワトコ(スイカズラ科)

05.4.7 撮影
                 
 ニワトコ 花期は3月〜4月。
 山野の林縁に生える高さ6mになる落葉低木。下部からよく枝分かれし、枝は放物線を描くように伸びていく。葉は対生。奇数羽状複葉で、花がつく枝の小葉は2〜3対、花のつかない枝の小葉は3〜6対。葉が開くのと同時に新枝の先に円錐花序を出し、淡黄白色で直径3〜5oの筒形の花を多数つける。


 崖に生えているニワトコに何度も通って、昨日、日記に書いたばかりのきょう、草原のドリーネのふちで小さな花序を1つだけつけた、若いニワトコを見つけました。
 40pの距離で撮ったニワトコの花です。