3月19日 ミヤマカンスゲ


【@秋吉台では、林内・林縁で普通に見られます】
12.3.19 撮影

     ミヤマカンスゲ〈深山寒菅〉(カヤツリグサ科 スゲ属)花期は3〜4月。
    山地の林内に多い多年草。大きな株を作り、匍匐枝はない。
    茎は多数出て高さ20〜50cm、葉は茎より長く、幅5〜7mm、ゆるいM字形。
    基部の鞘は長さ3〜7cm、赤紫色。
    小穂は10〜20cmの範囲に4〜5個つく。
    頂小穂は雄性で長さ3〜4.5cm、線柱形、柄は長さ1〜4cm。
    側小穂は雌性で線柱形、長さ1〜3cm、下のものは離れてつきやすく、
    柄は長さ1〜5cmとなるが、最上にものは柄を持たないことがある。
    果胞はやや直立し、倒卵状長楕円形で長さ3〜4mm、ふつう短い軟毛と脈があるが、
    まれに無毛のこともあり、上端は短い直立する嘴となる。4〜7月に熟す。 
    

             【A基部の鞘は赤紫色 − カンスゲとの重要な区別点です】
                         12.3.19 撮影
                 【B小穂は10〜20cmの範囲に4〜5個つく
                         12.3.19 撮影
          【Bを拡大しました − 葉は茎より長く、幅5〜7mm、ゆるいM字形
                         12.3.19 撮影
           【Bを拡大しました − 頂小穂は雄性で長さ3〜4.5cm、線柱形
                         12.3.19 撮影                           
【C雄小穂】
12.3.19 撮影
                 【D側小穂は雌性で線柱形、長さ1〜3cm
                         12.3.19 撮影
                       
                    
        ミヤマカンスゲの開花確認をして、日記にいつ書いたのか開いてみたところ、
        植物名一覧に名前さえありませんでした。 深く反省。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。