ミヤマカンスゲ〈深山寒菅〉(カヤツリグサ科 スゲ属)花期は3〜4月。
山地の林内に多い多年草。大きな株を作り、匍匐枝はない。
茎は多数出て高さ20〜50cm、葉は茎より長く、幅5〜7mm、ゆるいM字形。
基部の鞘は長さ3〜7cm、赤紫色。
小穂は10〜20cmの範囲に4〜5個つく。
頂小穂は雄性で長さ3〜4.5cm、線柱形、柄は長さ1〜4cm。
側小穂は雌性で線柱形、長さ1〜3cm、下のものは離れてつきやすく、
柄は長さ1〜5cmとなるが、最上にものは柄を持たないことがある。
果胞はやや直立し、倒卵状長楕円形で長さ3〜4mm、ふつう短い軟毛と脈があるが、
まれに無毛のこともあり、上端は短い直立する嘴となる。4〜7月に熟す。
【A基部の鞘は赤紫色 − カンスゲとの重要な区別点です】
12.3.19 撮影
【B小穂は10〜20cmの範囲に4〜5個つく】
12.3.19 撮影
【Bを拡大しました − 葉は茎より長く、幅5〜7mm、ゆるいM字形】
12.3.19 撮影
【Bを拡大しました − 頂小穂は雄性で長さ3〜4.5cm、線柱形】
12.3.19 撮影
【C雄小穂】
12.3.19 撮影
【D側小穂は雌性で線柱形、長さ1〜3cm】
12.3.19 撮影
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ミヤマカンスゲの開花確認をして、日記にいつ書いたのか開いてみたところ、
植物名一覧に名前さえありませんでした。 深く反省。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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