2015年 7月5日  マタタビ



【@Hさんによる開花確認6月13日の翌日、Tさんと訪れました − 洞穴近くの林縁で】
15.6.14 撮影

          マタタビ Actinidia polygama 〈木天蓼〉(マタタビ科 マタタビ属) 花期は6〜7月。
        山地に生える落葉つる性木本。雌雄異株。
        つるはほかの木や岩などにからみついて長く伸びる。
        葉は互生。
        葉身は広卵形で先は鋭くがり、基部は円形〜切形、
        ふちには刺状の小さな鋸歯がある。
        枝の上部につく葉は花期に表面が白色になる。
        本年枝の中部付近の葉腋に芳香のある白い花を下向きにつける。
        花は直径2-2.5cmで、雄花、雌花、両性花がある。
        雄花は1〜3個、雌花と両性花は1個ずつつく。
        花弁は5個。雄しべは多数、葯は黄色。
        両性花の花柱は線形で多数あり、放射状に開出する。
        果実は長さ約3cmの長楕円形で先はとがり、黄熟する。
        果実には辛味と香りがあり塩漬けや果実酒にする。
        マタタビバエが果実に産卵してできた虫えいは木天
寥(もくてんりょう)と呼ばれ、
        体を温める効果があり、漢方薬にされる。

【@を拡大しました − 両性花】
15.6.14 撮影
                                 
【A両性花】
15.6.14 撮影

【Aを拡大しました − 両性花の花柱は線形で多数あり、放射状に開出する
15.6.14 撮影

【B両性花の花柱は線形で多数あり、放射状に開出する
15.6.14 撮影

【Cすぐ隣り合って雄株がありました】
15.6.14 撮影

【D雄花 −  雄花は1〜3個、雌花と両性花は1個ずつつく
15.6.14 撮影

【Dを拡大しました − 花弁は5個。雄しべは多数、葯は黄色
15.6.14 撮影


* * * * * 今はもう、果実がこんなに大きくなっています* * * * *

【E今年はマタタビが豊作なのか…】
15.7.5 撮影

【F果実は長さ約3cmの長楕円形で先はとがり、黄熟する
15.7.5 撮影

【G果実には辛味と香りがあり塩漬けや果実酒にする
15.7.5 撮影

    マタタビの花の時も今日の実の撮影も、Tさんと一緒でした。
    Tさんは今、マタタビ科の植物に大変興味をもっておられ、他の地で見られたことなどの、
    様々な知識を分けていただいています。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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