マタタビ Actinidia polygama 〈木天蓼〉(マタタビ科 マタタビ属) 花期は6〜7月。 山地に生える落葉つる性木本。雌雄異株。 つるはほかの木や岩などにからみついて長く伸びる。 葉は互生。 葉身は広卵形で先は鋭くがり、基部は円形〜切形、 ふちには刺状の小さな鋸歯がある。 枝の上部につく葉は花期に表面が白色になる。 本年枝の中部付近の葉腋に芳香のある白い花を下向きにつける。
花は直径2-2.5cmで、雄花、雌花、両性花がある。
雄花は1〜3個、雌花と両性花は1個ずつつく。
花弁は5個。雄しべは多数、葯は黄色。
両性花の花柱は線形で多数あり、放射状に開出する。
果実は長さ約3cmの長楕円形で先はとがり、黄熟する。
果実には辛味と香りがあり塩漬けや果実酒にする。
マタタビバエが果実に産卵してできた虫えいは木天寥(もくてんりょう)と呼ばれ、
体を温める効果があり、漢方薬にされる。
【@を拡大しました − 両性花】
15.6.14 撮影
【A両性花】
15.6.14 撮影
【Aを拡大しました − 両性花の花柱は線形で多数あり、放射状に開出する】
15.6.14 撮影
【B両性花の花柱は線形で多数あり、放射状に開出する】
15.6.14 撮影
【Cすぐ隣り合って雄株がありました】
15.6.14 撮影
【D雄花 − 雄花は1〜3個、雌花と両性花は1個ずつつく】
15.6.14 撮影
【Dを拡大しました − 花弁は5個。雄しべは多数、葯は黄色】
15.6.14 撮影
* * * * * 今はもう、果実がこんなに大きくなっています* * * * *
【E今年はマタタビが豊作なのか…】
15.7.5 撮影
【F果実は長さ約3cmの長楕円形で先はとがり、黄熟する】
15.7.5 撮影
【G果実には辛味と香りがあり塩漬けや果実酒にする】
15.7.5 撮影
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マタタビの花の時も今日の実の撮影も、Tさんと一緒でした。
Tさんは今、マタタビ科の植物に大変興味をもっておられ、他の地で見られたことなどの、
様々な知識を分けていただいています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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