2021年 4月20日  クロバイ



【@この個体を確認して20年以上が経ちました − 青少年自然の家を下に見る林縁で】
21.4.20 撮影

       クロバイ Symplocos prunifolia〈黒灰/別名トチシバ・ソメシバ〉
                         (ハイノキ科 ハイノキ属) 花期は4〜5月。
      山地に生える常緑高木。
     若枝は灰色で無毛、稜がある。
     前年枝は紫褐色になりしばしば黒点がある。
     葉身は薄い革質、濃緑色で光沢があり、狭楕円形〜長楕円形、
     長さ4-9cm、幅2-3cm、両面ともに無毛、低い鈍鋸歯があり、
     先は少し尾状に伸びて鈍端、基部はくさび形、
     中肋は表面でわずかに凹入し、裏面では隆起する。
     側脈は7〜9(〜10)対。
     葉柄は長さ8-15mm、ふつう紫褐色をおびる。
     花序は腋生の総状花序で長さ(2-)3-8cm、前年枝の葉腋に出て、
     10〜30花をつけ、長さ0.5-4mmの花柄とともに
     花序軸には淡褐色の斜上毛がある。
     苞や小苞は早落性。
     花は4〜5月に開く。
     花冠は白色、5深裂して長さ4-5.5mm。
     雄蕊は25〜35本、花盤は無毛。
     果実は狭卵形〜楕円形で長さ6-7mm、黒く熟す。
     本州(関東地方以西)・四国・九州・琉球(沖縄島以北)、
     朝鮮半島南部・中国(?)に分布する。
      − 改訂新版「日本の野生植物4」 −
         

【A幼木だったのが大きく生長して、近寄っても花には近づけず、日記用の花が撮りづらくなりました】
21.4.20 撮影
                                 
【B遠くからは花盛りに見えましたが…】
21.4.20 撮影

【C咲き始めでした − 葉身は薄い革質、濃緑色で光沢があり、
21.4.20 撮影

【Cを拡大しました − 両面ともに無毛、低い鈍鋸歯があり、先は少し尾状に伸びて鈍端、基部はくさび形
21.4.20 撮影

【D古い画像です − 花序は腋生の総状花序で長さ3-8cm、前年枝の葉腋に出て、10〜30花をつけ
13.5.2 撮影

【Dを拡大しました − 花冠は白色、5深裂して長さ4-5.5mm。雄蕊は25〜35本
13.5.2 撮影

 このクロバイの木を見ると、私の秋吉台とのかかわりを重ねてしまいます。


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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