6月17日  クモキリソウ・スズサイコ

クモキリソウ    05.6.17 撮影
   
 クモキリソウ〈雲切草〉(ラン科) 花期は6〜7月。
 湿り気の多い林の中に生える花茎の高さ10〜20pの多年草。葉は2個。広卵形でふちは細かく波打つ。淡緑色または黒褐色の花が総状に5〜15個つく。花が淡緑色のものはアオグモ、黒褐色のものはクログモと呼ばれている。


 昨年の台風で木が倒れ、作業の人が大勢入って踏まれたためか、昨年まで見てきたクモキリソウは無くなりました。
 6月に入って、小さな株が4株出て、1株に小さなつぼみが少しだけつきましたが、今日はまだ開いていません。
 別の林を探したら、1株だけですが、今年もなんとかクモキリソウの花を見ることができました。                     
                                           
                        05.6.17 撮影             

スズサイコ(ガガイモ科)
05.6.17(17:20) 撮影
 
 スズサイコ〈鈴柴胡〉 花期は6〜9月。
 つぼみが小さな鈴のようで、全体の感じがミシマサイコに似ていることからこの名がある。日当たりのよいやや乾いた草地に生える高さ40〜100pの多年草。葉は対生。細長く、やや厚い。茎の先や上部の葉のつけ根に黄褐色の小さな花をまばらにつける。花は直径1pほど。


 夕方、スズサイコの開花を見に、ドリーネ耕作の近くへ来ました。
 17時20分、まだ西日が当たっていて開きかけてはいましたが、「スズサイコ開花!」はためらわれて、先日開いてくれなかった地獄台のスズサイコを見に行くことに。

                  【40分後、別の場所のスズサイコ】 
05.6.17(18:00) 撮影

【花序を拡大しました】
05.6.17 撮影

【開いた花―昨年の画像です】
04.6.6 撮影
                 
 スズサイコは夕方開いて日が当たると閉じる花ですから、開いた花が見られるのは、日が落ちてからか早朝。 一つの花が何日か開閉を繰り返しますが、朝から雨の日は1日中開いています。
                
 6月17日(金) 
 数が減ったクモキリソウと、雨の日がなく日中に開いた花を見られないスズサイコ。
 やっと今日、開花確認できました。