クグガヤツリ Cyperus compressus L.(カヤツリグサ科 カヤツリグサ属) 花期は 10月〜。
路傍や荒地などに生える一年草。
茎は高さ10-40cm、葉は幅1-3mm。
花序は単純で長さ10cmにもなり、ときに頭状に小穂を密集し、
苞は2〜3個あって、花序よりも長く、枝は0〜5本出て、長さ5cmになる。
小穂は線形で、長さ1-2.5cm、幅2.5-3mm、扁平で黄色を帯びる。
鱗片は広卵形で、やや鈍頭、長さ3-3.5mm、
緑色の中肋(竜骨)は太くて不明の数脈があり、
上端は長さ0.7mm位の少し外曲する突起となる。
果実は鱗片の長さの1/3位d、広倒卵形、光沢がある。
本州(関東以西)〜琉球、中国(中南部・台湾)から世界の熱帯に分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物 1」 −
【@を拡大しました − 苞は2〜3個あって、花序よりも長く、長さ5cmになる】
20.10.1 撮影
【A小穂は線形で、長さ1-2.5cm、幅2.5-3mm、扁平で黄色を帯びる】
20.10.1 撮影
【Aを拡大しました − 鱗片は広卵形で、やや鈍頭、緑色の中肋(竜骨)は太くて不明の数脈があり】
20.10.1 撮影
「上端は長さ0.7mm位の少し外曲する突起となる」
【B花序は単純で長さ10cmにもなり、ときに頭状に小穂を密集し】
20.10.1 撮影
【Bを拡大しました】
20.10.1 撮影
日記に取りかかるまで別の植物名にしていたのが、
「原色牧野植物大図鑑」の手書きの絵で、『クグガヤツリ』と同定できました。
クグガヤツリについた花番号は、『1587』。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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