2017年 11月20日  コスミレ



コスミレは10月に開花し、花が咲いた状態で越年する花になったので、花期を「10月〜4月」に書き換えました。
今日、ドリーネ畑のそばでたくさん咲いていたコスミレから、3個体@ABを取り上げて書いてみます。


【@−1.普通に多い淡紫色の花のコスミレ】
17.11.20 撮影

       コスミレ Viola japonica〈小菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は10〜4月。
     路傍や耕作地など人里に近い所に生える、高さ5-12cmの多年草。
     無茎種。地下茎は短い。
     葉は斜上し、葉身の表面は白い粉をふいたような緑色、
     下面は紫色を帯びるか淡緑色、長三角形〜長卵形、
     先端は鋭頭、基部は心形、長さ2-5cm、低平な鋸歯があり、
     両面ともにまばらに短毛があるかほとんど無毛、葉柄は長さ2-10cm。
     夏葉は春葉よりもはるかに大きく、長三角形。
     花期は3〜5月。
     花は淡紫色、径1.5-2cm、花柄は長さ6-12cm。
     萼片は広披針形、有毛、付属体は三角形。
     花弁は長さ10-15mm、幅が狭く、側弁の基部は無毛まれに有毛。
     花柱は虫頭形(カマキリの頭形)、上部が左右に明瞭に張り出し、
     柱頭は下向きに短く突き出る。
     距は細く、長さ6-8mm。
     刮ハは楕円状、長さ約1cm。
     側弁の基部が有毛なものはヒゲコスミレf.barbata.。

     人家の周辺で見かけることの多い種で、スミレに似て小型の印象があるためこの名がある。
     しかし、コスミレはスミレに比べて、全体、葉、花などが特に小型というわけではない。
      − 改訂新版「日本の野生植物 3」 −


【@−1.を拡大しました − 花弁は長さ10-15mm、幅が狭く
17.11.20 撮影
                                 
【@−2.(@を別の角度から) − 葉身の表面は白い粉をふいたような緑色
17.11.20 撮影

【@−2.を拡大しました − 距は細く、長さ6-8mm
17.11.20 撮影

【@−2.を拡大しました − 両面ともにまばらに短毛があるかほとんど無毛
17.11.20 撮影
「先端は鋭頭、基部は心形、低平な鋸歯があり」

【A−1.紫紅色の花のコスミレ】
17.11.20 撮影

【A−1.を拡大しました −
花は淡紫色、しかし地域によっては花が紫紅色や白色のものも見られる(日本のスミレ)

17.11.20 撮影

【A−2.(Aを別の角度から)】
17.11.20 撮影

【A−2.を拡大しました】
17.11.20 撮影

【B − Aとは別の、紫紅色の花の個体】
17.11.20 撮影
【Bを拡大しました】
17.11.20 撮影

* * * * * おまけ* * * * *

【C冠山から西方向を】
17.11.20 撮影

 寒いのは苦手ですが、北風が昨日より少し収まった初冬の草原を一日、友人と散策しました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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