2022年 2月12日  コオニタビラコ



【@自転車道下の田のわきで開花していました】
22.2.12 撮影

           コオニタビラコ Lapsanastrum apogonoides〈小鬼田平子/別名タビラコ〉
                              (キク科 ヤブタビラコ属) 花期は2〜5月。
          水田に多い越年草。
          根生葉はロゼット状に広がり、長さ4-10cmで羽状に分裂する。
          茎は多くでて、高さ4-20cm、初め軟毛があるがのちに無毛となる。
          茎葉は1〜3個。
          下部の葉は倒披針形〜楕円形で、長さ4-7cm、頭大羽裂する。
          花は3〜5月。
          頭花は散房状につくが、のち花柄が伸びて長さ1.5-5cmとなり下垂する。
          小花は黄色、6〜9個で、花冠は長さ5-6.2mm。
          痩果は長さ3-4.5mm、不等の肋があり、
          先端に長さ1-2.5mmの鉤が2個、まれに4個ある。
          本州〜九州、済州島・中国に分布する。
          春の七草のホトケノザは本種であり、若苗は食べられる。

           − 改訂新版「日本の野生植物5」 −

【@を拡大しました −頭花は散房状につく
22.2.12 撮影
                                 
【A根生葉はロゼット状に広がり、長さ4-10cmで羽状に分裂する
22.2.12 撮影

【B小花は黄色、6〜9個 − 秋吉台では小花は多く、この頭花では12個あります】
22.2.12 撮影

【C近くに、花の跡がたくさん付いた個体もありました − 来年はもっと早く開花確認に来ます!】
22.2.12 撮影

秋吉台のコオニタビラコは、小花12個が八重咲きの形で咲いています。
まだ見つけていない「小花6〜9個の頭花」を見つけたら、別種(変種?)になります。
頑張って探します!!

* * * * * * * おまけ* * * * * * *

【Dユリワサビ − 昨年は2月14日に開花していましたが、今年はまだ蕾の形が見えません】
開花が
22.2.12 撮影

【Eヒメナズナ − 昨年は2月22日に開花でしたが、今日14日に開花しました】
22.2.12 撮影


 同じ気象条件下で、昨年より開花が遅いユリワサビに対してヒメナズナは昨年より2日早く開花。
 開花を促す気象条件が、植物によって、時期に違いがあるということでしょうか?
 

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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