コオニタビラコ Lapsanastrum apogonoides〈小鬼田平子/別名タビラコ〉
(キク科 ヤブタビラコ属) 花期は2〜5月。 水田に多い越年草。
根生葉はロゼット状に広がり、長さ4-10cmで羽状に分裂する。 茎は多くでて、高さ4-20cm、初め軟毛があるがのちに無毛となる。 茎葉は1〜3個。 下部の葉は倒披針形〜楕円形で、長さ4-7cm、頭大羽裂する。 花は3〜5月。
頭花は散房状につくが、のち花柄が伸びて長さ1.5-5cmとなり下垂する。
小花は黄色、6〜9個で、花冠は長さ5-6.2mm。 痩果は長さ3-4.5mm、不等の肋があり、 先端に長さ1-2.5mmの鉤が2個、まれに4個ある。 本州〜九州、済州島・中国に分布する。 春の七草のホトケノザは本種であり、若苗は食べられる。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
【@を拡大しました −頭花は散房状につく 】
22.2.12 撮影
【A根生葉はロゼット状に広がり、長さ4-10cmで羽状に分裂する】
22.2.12 撮影
【B小花は黄色、6〜9個 − 秋吉台では小花は多く、この頭花では12個あります】
22.2.12 撮影
【C近くに、花の跡がたくさん付いた個体もありました − 来年はもっと早く開花確認に来ます!】
22.2.12 撮影
秋吉台のコオニタビラコは、小花12個が八重咲きの形で咲いています。
まだ見つけていない「小花6〜9個の頭花」を見つけたら、別種(変種?)になります。
頑張って探します!!
* * * * * * * おまけ* * * * * * *
【Dユリワサビ − 昨年は2月14日に開花していましたが、今年はまだ蕾の形が見えません】
開花が |
22.2.12 撮影
【Eヒメナズナ − 昨年は2月22日に開花でしたが、今日14日に開花しました】
22.2.12 撮影
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同じ気象条件下で、昨年より開花が遅いユリワサビに対してヒメナズナは昨年より2日早く開花。
開花を促す気象条件が、植物によって、時期に違いがあるということでしょうか?
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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